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Pranalytica、航空ミサイル防衛システムでブレイクスルー

May 21, 2010, サンタモニカ--プラナリティカ(Pranalytica, Inc)は、波長4.0μm、2W、完全封止パッケージ、CW室温動作量子カスケードレーザ(QCL)システム、Model1101-40を発表した。同製品は、商用および軍用航空機向けの指向型赤外反撃システム(DIRCM)の開発で画期的な前進を示すものと言える。
 同社は、これまでに波長4.6μm動作、Model 1101-46 QCLシステムの2Wバージョンを発表している。今回は短波長化した中赤外QCLシステム。携帯式地対空ミサイル(MANPADS)で航空機を防衛する際に必要となる半導体レーザをベースにした3.8~4.8μm帯レーザはプラナリティカしか供給できない。
 米国国務省によると、MANPADSは20カ国以上で製造されている。これらのミサイルシステムの多くは反政府分子やテロリストの手に流れ、40機以上の民間航空機が攻撃を受けており、犠牲者は400人を超える。
 米国国防省は数年来、熱線追尾ミサイルからの航空機防衛のレベルを劇的に高めるために新世代のレーザベースDIRCMシステム開発をサポートしてきた。2004年から、国土安全保障省も携帯地対空ミサイルから民間機の離着陸を守る技術の分析、実証、テストを広範に行っている。
 プラナリティカは、2009年6月以来、大手航空、防衛受託業者の大多数に3.8~4.8μmのサブバンド波長で動作するQCLシステムの2Wバージョンを供給している。
 新しい2W、4.0μmバージョン室温動作QCLシステムは、同社の以前の「赤色」帯域システムの出力ビーム品質を維持しながら、大幅にワットあたりのコストを下げている。この2Wシステムは、ターンキーソリューションであり、研究所内で数千時間のテスト時間を経過している。これまで同様、レーザパッケージは極悪環境で高信頼動作ができるように完全封止されており、レーザ出力は内部レンズシステムを用いてコリメートされている。
(詳細は、www.pranalytica.com)

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