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Wake Forest大学、ファイバベース太陽電池で特許取得

April 14, 2010, Winston-Salem--ウエイクフォレスト大学(Wake Forest University)は、新しい太陽電池技術で初めて特許を取得した。同技術により、わずかなコストで、取り出せるエネルギーは現在のフラットセルの2倍になる。
 同大学は、ヨーロッパの特許局からファイバベースの太陽電池で特許を取得、US特許局へは特許申請中。この技術のパテントは、Winston-Salem Piedmont Triad Research Parkのファイバセル社(FiberCell Inc)にライセンス供与し、太陽電池製造法を開発することになる。同社は、初の大型テストセルを製造している。
 この新しい太陽電池は、数百万の微小プラスチックファイバでできており、これによって日の出、日没時でも傾斜角の太陽光を集光することができる。フラットセル技術は、主に太陽が真っ直ぐ上にあるときに集光する技術。太陽光が光沢面で反射するとき、フラットセルではエネルギー損失が出るが、ファイバベースのデザインは太陽光を閉じ込める表面積が大きくなるように設計でき、小さなファイバ「缶」に光をトラップして、光がほぼ完璧に吸収されるまで反射を繰り返す。要は、ファイバベースの太陽電池で遙かに大きなエネルギー量が生産できることになる。Wake Forestのファイバセルは、標準的なフラットセルと比べると、一日あたりのエネルギー生産量がほぼ2倍のkW時となる。
 このセルを造るには、プラスチックファイバをプラスチックシートにアセンブリする。これはソフトドリンクの蓋を造るのに用いる技術と同じだ。ポリマもしくはダイ(色素)のアブソーバ(吸収層)をその上にスプレイする。プラスチックは軽量、柔軟な太陽電池になり、製造メーカーはそれを巻き取って、どこにでも安価に出荷できる。
 同大学ナノテクノロジー、分子材料センタ長、David Carroll, Ph.D.は、ファイバセルの用途として次の点を挙げている。グリーンビルディング、発展途上国の電力源、電力網革命。グリーンビルディング用途では、もはや太陽電池は屋根に設置する必要がない。電力をより効率よく蓄積でき、不要時には光や機器のスイッチを切ることができる装置と太陽電池と組み合わせて使うことができる。建物が夜中に放射する熱を捉えて利用し、より安価でエネルギー効率のよい構造を設計できる。Carroll氏の推定では、最終的な製造工場の設立は約500万ドル、同等のフラットセル用の工場と比べると、1500万ドル程度安い。
(詳細は、www.wfu.edu)

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