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2010年オプトエレクトロニクス、センサ市場予測

April 6, 2010, スコッツデール--ICインサイト(IC Insight)の「2010年オプトエレクトロニクス、センサおよびディスクリート(O-S-D)」レポートによると、オプトエレクトロニクスとセンサデバイスの半導体販売は、最悪の2009年第1四半期後、劇的に好転し、2008年の記録的な高実績に対して、それぞれわずか5%、2%減にとどまった。
 ディスクリートの半導体とアクチュエータデバイスの回復も、昨年の3四半期は目覚ましかったが、2009年のこれらの市場の落ち込みは、それぞれ16%、12%だった。
 O-S-Dレポートの詳細な分析によると、2010年はオプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータで力強い回復が期待できる。オプトエレクトロニクス市場は27%増、233億ドルに達し、センサ/アクチュエータの販売額は33%増、68%に達する。また、ディスクリートは29%成長で、197億ドルとなる見込みだ。センサ/アクチュエータ市場セグメントでは、MEMSデバイスの販売が2010年には34%成長して、56億ドルに達すると予測されている。このセグメントは、2009年は、5%減、42億ドルだった。
 2009年の好転は主にシステムメーカーの半導体在庫の補充によるものだった。実質的にすべてのO-S-D製品カテゴリーで、2Q09の売上が20~40%増となった。この増加トレンドはその後も続き、2009年のオプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、ディスクリート市場はわずかな落ち込みにとどまった。とは言え、ディスクリート市場セグメントは、パワートランジスタを含めて、2009年初めの落ち込みからの脱出はかなり厳しく、同年の落ち込みは16%減となった。これは、このセグメントが2001年の半導体リセッションに経験した25%減に次ぐ、史上2番目に大きな落ち込みだった。
 2010年は、オプトエレクトロニクス、センサ/アクチュエータ、ディスクリートとも、ポータブルエレクトロニクス、コンシューマ製品、高速ネットワーク、ノートPC、携帯電話、産業および医療機器、自動化システムなどの需要回復に牽引されて、販売の力強い回復が予測されている。2009-2014年の予測期間では、O-S-D全体の販売はCAGR 13%で成長する。同期間のIC販売は、CAGR 12%の成長と予測されている。高い成長が期待されているのは、MEMSベースの加速度計、ジャイロ機器、アクチュエータ、圧力センサ、高輝度LEDs、CMOSイメージセンサ、光ネットワークレーザトランスミッタ。これらが、今後5年にわたりIC販売全体を上回る成長率でO-S-D販売を牽引する。最新レポートによると、O-S-D販売は、2014年では4190億ドルと予想される半導体全体の17%を占める。2009年では、半導体全体に占めるO-S-Dのシェアは、2380億ドルの16%だった。

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