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50GHz対応、多ポートWSSが倍増の勢い

April 2, 2010, ボストン--Infonetics Researchは、「ROADMコンポーネント」調査結果を発表した。同レポートは、再設定可能光挿抜多重(ROADM)光ネットワーク市場およびROADMで使用される波長選択スイッチ(WSS)コンポーネントについて、チャネルスペーシング技術、デグリーカウント(ポート数)別に調査している。
 調査担当のディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、市場の変化について、「Infonetics ResearchがWSSコンポーネント調査を始めて以来、JDSUが市場リーダーだったが、フィニサが50GHz WSSを出荷したことで市場リーダーになった(2009年通年ではJDSUが市場リーダー)」とコメントしている。同氏によると、100GHzから50GHzへの移行が加速している。WSS市場では今後は売上と出荷数量の伸び全体を50GHz製品が占めることになる。プレイヤーは、フィニサ、JDSU、カペラ、CoAdnaなど。現在、50GHz WSSコンポーネントのフィールド認定を得ようとしているところであり、今後競争が激化する。
調査の要点
・2002年以来、光伝送装置売上全体は年平均(CAGR)8%で伸びてきたが、WDM ROADMベースの光伝送装置の売上は、2005-2009年の間にCAGR 46%で成長した。
・WDM ROADM光コンポーネント市場は、光装置ビジネスの中で最速の成長を続けており、キーコンポーネントWSSが急成長している。WSSによって波長ルートプロビジョニングがダイナミックになり、電気段の代わりに光レイヤーでプロテクションスイッチングすることが可能になる。
・50GHzチャネルスペーシングでデグリー数が大きい(1×5ポート以上)WSSコンポーネントの売上が、2009〜2010年で倍増となる。
 通信サービスプロバイダは、チャネルスペースを詰め、最先端のWDMソリューションへの適合によりファイバあたりの容量増を目論んでおり、ネットワーク設計でデグリー数が大きいものを採用して柔軟性を高くしようとしている。

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