Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 31, 2010, Eugene--ライトカウンティング(LightCounting LLC)の市場予測によると､世界の光トランシーバ販売は2010年に22億ドルに達する｡着実に伸びる帯域需要に業界が追従して､市場は2009-2013年の平均成長率(CAGR)が15%となる｡
　マクロ経済環境の改善､トランシーバメーカーの力強い売上予測に基づいて､ライトカウンティングは2010年の成長率を10%と予測している｡10GbE SFP+の販売は､ローコストとポート密度の増加に後押しされて2010-2013年に爆発的に伸びる｡CWDM/DWDMモジュールの販売は2010-2013年にCAGR 24%で成長するが､これには40Gbpsと100Gbpsネットワークの導入が寄与する｡光インタコネクトの販売はCAGR 34%で成長するが､ニッチマーケットであることには変わりがなく､需要の変動は起こりうる｡
　ライトカウンティングのシニアアナリスト/ストラテジスト､Scott Schube氏は､｢2008-2009年にIT投資が抑制されたために､サービスプロバイダや装置メーカーは遅れを取り戻さざるを得なくなっている｡このため､ネットワークの10Gへのアップグレードにともない､より新しい世代の製品が好調になっている｡また､ワイヤレスバックホールアプリケーションにも光が使われ始めており､これによって新しい3G､4G､LTEネットワークの爆発的な帯域需要をサポートできる｡また､データ集約的な新しいアプリケーションに対応するスマートフォーンが既存ネットワークインフラに変更を迫っている｣とコメントしている。