Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 17, 2010, Wellingborough--最近発表されたIMSリサーチ(IMS Research)の調査レポートによると､マシンビジョンに関しては､最悪のリセッションは終わった｡
　同レポートの推定では､2008年のマシンビジョン世界市場は25億ドルだったが､2009年には､これが25%以上減､ハードウエアの販売で約5億ドル相当の減少となった｡
　｢マシンビジョンは､業界の自動化一般よりも､生産減速の影響の方が大きかった｡しかし､地域や業界によって大きな違いが出た｡インタビューした企業の中では､2009年に売上が伸びたところもある｡最も大きな打撃を受けたのは製造業､特に自動車や工作機械分野のサプライヤーだった｣とアナリスト､John Morse氏は分析している｡
　さらに同氏は､｢悪いニュースばかりではない｣と言う｡｢業界のほとんどは持ちこたえて､多くのサプライヤーが2010年1月には受注している｡概ね､成長の維持には楽観的であるが､回復は彗星のようにではなく着実に回復すると考えられる｡売上が2008年水準に戻る時期は､対象としている産業界によって異なる｡最早で2011年､分野によっては､このレポートの予測期間の最終年､2013年末までは回復が見られないところもある｡｣