Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 15, 2010, 深セン--ZTE(ZTE Corporation)は､ポルトガルの通信サービスプロバイダ､Optimusと光伝送に関する契約を結んだ｡ポルトガルの首都リスボンと､ポルトガルで2番目に大きな都市､ポルト(Porto)とを結ぶ長距離光伝送ネットワークを構築する｡
　新しいオプティマスのネットワークはZTEの 次世代インテリジェント光ネットワーキング製品ZXWM M920長距離伝送システムをベースにしている｡ポルトガルの現行のレガシー装置は､増大を続ける顧客数とデータトラフィックの伸びにもはや対応できないために､新しいネットワークが取って代わることになる｡
　ZTEのネットワーク担当VP､Chen Yufei氏は｢他の多くのヨーロッパのキャリアと同様に､オプティマスも､増え続ける顧客ベースと激増するデータ需要に直面しており､現行のインフラを最新のソリューションでアップグレードせざるを得なくなっている｡ZTEの40Gソリューションは､大容量と優れた伝送パフォーマンスを特徴としており､オプティマスはポルトガルの主要都市をカバーする次世代ネットワークを構築することができる｣と語っている｡
　ZTEのZXWM M920ソリューションは､N×40Gb/sをサポートしており､ロバストなサービスアクセスやスケジューリング機能を提供するので､FC､10GbE､40GEなど､様々なサービス提供が可能になる｡同ソリューションのNMSは､Web機能をサポートしており､リモートログインやネットワークモニタリングが可能となる｡セキュアで高信頼のオート･パフォーマンス･オプティマイゼーション(APO)機能によりネットワークの保守が容易になり､統合されたシステムと低消費電力により､環境保護要求にも対応している｡装置は､OTNに完全準拠となっており､オールIPオリエンテッドな伝送が可能であり､コントロールプレインにはGMPLS/WSONの実装が可能となっているので､あらゆるレベルのバックボーンネットワークや専用線の構築に使用することができる｡
　オプティマスは､Sonaecomグループとフランステレコム(France Telecom)の所有､有線ではポルトガルで2番目に大きく､携帯電話オペレータとしては第3位のキャリア｡