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NTT Com、国際IPバックボーンの日米間300Gbps

February 12, 2010, 東京--NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、NTT Comの国際IPバックボーン(「グローバルIPネットワークサービス」)で最大の通信量が配信される日米間において、2010年1月末時点で、ISP業界最大級の回線容量である300Gbpsに拡大した。
NTT Comの国際IPバックボーンの日米間における提供容量は、1997年サービス開始当初45Mbps、2002年でも5Gbpsだったが、ここ数年のブロードバンド化の浸透、動画配信などの増加などにより、世界的なインターネット需要が爆発的に伸び、回線容量を比較すると、ここ1年で1.5倍、3年で約 3倍になった。
NTTは、1997年7月に国際通信会社「エヌ・ティ・ティ国際通信」を設立し、その秋「国際インターネットゲートウェイサービス」(現在の「グローバルIPネットワークサービス」)を開始した。当時、日本では、OCNを初めとするさまざまなインターネットサービスが始まり、ISPにとって費用の面からも難問であった海外接続という問題を解決するサービスとして大いに歓迎された。日米間のサービス提供容量は当初45Mbps、3年後の2000年には大阪POPも設立し、サービス向上のため、米国Tier1 ISPのVerio(ヴェリオ)社を買収し、日米間の容量も1Gbpsを超えた。
2001年には、アジア5カ国(韓国、香港、台湾、シンガポール、オーストラリア)にPOPを拡大し、業界最高水準のSLA(品質保証制度)を導入。2002年には、国内初の商用IPv6サービスやWEBサーバの負荷を軽減するサービスを開始し、日米間は当初回線容量の100倍、5Gbpsとなった。また、2005年には、VoIP(Voice over IP)やビデオ会議などのリアルタイム型アプリケーション増加に伴い注目されていたジッタを新たなSLA基準として採用し、日本で初めて標準的に提供した。2009年7月にはこのSLA基準をIPv6にも適用している。
2006年の台湾沖地震においても代替ルートによる速やかな迂回救済を行い、一部輻輳による遅延などが発生したが、早期にサービスを通常の状態に戻すことができた。
2008年には大規模トラフィックの解析と、異常なトラフィックを即座に知らせる通信事業者向けソリューションを提供開始した。このようにサービス内容・品質を向上させながら、国内外のブロードバンド変化に比例して増大するインターネットトラフィックを支える回線需要が飛躍的に伸びたことで、日米間のインターネット回線が300Gbpsに到達した。

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