All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

Kotura、高速シリコンフォトニック変調器でブレイクスルー

February 4, 2010, Monterey Park--コツラ(Kotura, Inc)は、安価なCMOSドライバを利用して2Vppで駆動できる業界最先端の変調器を実証した。
 また、この変調器は、超低消費電力50fJ/bitで、11GHzを超える変調速度を達成している。オンチップデバイスの損失2dBも最小レベル。
 サンマイクロシステムズ(Sun Microsystems)のディレクタ、このプロジェクトの主席審査官、Dr. Ashok Krishnamoorthyは、「この技術的躍進によって光インタコネクトに向けたシリコンフォトニクス回路の開発が可能になる」とコメントしている。「今回の開発により、コンピューティングシステムで、光インタコネクトの浸透が大幅に増えることが期待できる。先ずは、インタコネクトがボトルネックになっているハイエンドから始まって、量産アプリケーションにも広がっていくだろう。この開発は、波長多重光インタコネクトの扉を開くものであり、これによってそうしたシステムにおけるコネクタやケーブリングの複雑さを解消できる。シリコンフォトニクスは、銅線よりも低コストで、伝送距離と帯域を拡大することによって、この課題を解決する。高速、低消費電力の変調器は、これらの回路でキーコンポーネントである。」
 KoturaのCTO、Mehdi Asghari氏は、「WDMは、光インタコネクトのケーブリングの複雑さとコストを桁違いに下げる可能性がある」と主張する。「1個のシリコンフォトニクスデバイスは、各波長に1個、数十、数百の変調器を必要とする。われわれが開発した変調器は、低駆動電圧、低消費電力、小型、低損失を組み合わせ、これらの多くをワンチップ化する。」
 Koturaの変調器は、DARPAのUNIC(Ultraperformance Nanophotonic Intrachip Communications)プログラムで、サンマイクロシステムズと共同で開発している。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.