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TVが2010年HB-LEDのNo.1市場

February 3, 2010, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)は、高輝度(HB)LEDに使用される白色LED、RGB LEDの供給側についての市場調査を発表した。
 GaNとInGaNを含むHB-LEDsは、2009年ノートブックディスプレイのLEDへのシフトが急速に進んだ結果、記録破りの成長を示した。この成長はさらに加速するが、信号系、大型屋外ディスプレイ、デジタル広告掲示板、個人照明、車および産業分野など、他の市場でもLEDへの移行は益々進みつつある。加えて、LEDsは一般照明への固体照明の浸透を促進する。さらに、LCD TV市場が現在、急速にLEDsにシフトしつつある、この背景にはLEDのパフォーマンス向上、形状と省電力という利点がある。結果として、TVsは2010年HB-LEDsにとってNo.1市場になり、HB-LEDは供給不足になるとIMSリサーチは予測している。
 レポートは、大型ディスプレイバックライトが驚異的に成長すると予測。2009年末、75メーカーでLED製造装置は1413基、製造能力は年間1880億ダイだった。IMSリサーチの調査担当者、Barry Young氏は、「HB-LEDs需要は、2010年に61%伸びる。供給がついて行けそうになく、新規参入、新しい装置メーカーにビジネスチャンスがある」と見ている。
調査結果には以下の点が含まれている。
・2010年では、120億〜140億(in-spec)ダイの不足が予測され、この不足状態は2013年まで続く。
・2010年MOCVDの予測は348基だが、需要に応えるためにさらに195〜240のMOCVDが必要で、結果としてMOCVDの潜在市場は588基となる。
・この潜在的供給不足が装置サプライヤとLEDメーカーの両方にとって圧力となり、歩留まりの改善(選別仕様の見直し)、生産能力増、製造装置のスピードアップなどが必要になる。
・2009年のin-specダイの売上およびシェアの上位5社は、日亜化学工業(42.2%)、クリー(10.6%)、昭和電工(7.7%)、Epistar(6.9%), Epivalley(2.3%)となっている。市場規模は52億ドル。日亜の売上が、22億ドル。日亜は、技術的およびIPで白色LED市場では圧倒的に優位な位置にある。クリーは、急成長する固体照明市場にフォーカス。
・2009年に生産されたダイ(in-spec)は340億で、ここでも日亜がトップ(16.5%)。続いて、Epistar(12.1%), Samsung LED Company(8.8%), Cree(8.3%), Showa Denko(6.0%)となっている。サムスンは同社のTV事業からの需要が旺盛であった結果。
・地域別では、台湾がHB-LED生産の37%を占め、日本が24.2%、韓国が21.3%、USAが10.8%、ヨーロッパが4.4%、中国が1.9%。

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