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大型TFT LCDバックライトでは2011年にLEDがCCFLを上回る

February 2, 2010, Austin--ディスプレイサーチ(DisplaySearch)は「LEDバックライト四半期レポート」で、LEDバックライトユニットが2011年には大型TFTLCDでCCFL/EEFLバックライトを上回わり、2013年にはシェア74%となるとする予測を発表した。
 TFT LCD業界ではLEDバックライトユニット市場が急速に台頭してきており、このセグメントの勢いは今後5年に渡り続く。全アプリケーションで、大型LCDバックライト需要が伸びており、2009年の1億1400万ユニットから、2015年には7億7000万ユニットに達する。
 ディスプレイサーチのLEDバックライトユニット調査ディレクタ、Kevin Kwak氏は、「LEDバックライトが2011年には、すべてのアプリケーションで主要な光源になることは確実だ。これは、バックライトおよびパネルサプライチェーン全体にとって大きなビジネス展開、技術進化である」とコメントしている。
 ディスプレイサーチの予測では、LCD TVs向けのLEDバックライトユニットの出荷は2010年の3650万ユニット(普及率20%)から、2015年には1億8490万ユニット(同72%)に伸びる。Kwak氏は、LEDバックライトユニットを採用したLCD TVsが市場シェアを拡大するためには、「魅力的なパフォーマンスとコスト競争力の同時実現が必要」と指摘する。同氏によると、コストダウンに貢献するのは3つの主要コンポーネント。LEDチップ、ライトガイドプレート、デュアル輝度強化フィルム。
 モニタパネル向けLEDバックライトユニットのパネルメーカーには、コストとパフォーマンスがボトルネックになっている。しかし、Energy Star5.0仕様がこのセグメントの成長を後押ししている。特に、LCDメーカーはLEDバックライトユニットの18.5”-24”W LCDモニタパネルを量産している。ディスプレイサーチの予測では、<26”LEDバックライトのLCD TVsは、主にモニタパネルを使用しているので、価格差が許容レベルに来ると、急速に伸びる。
 ノートブックPCセグメントは、LEDバックライトユニットの普及率が最も高い、これは省電力という利点によりCCFL BLUとの価格差が受け入れられているため。一方、サイドビュー、高輝度(1900〜2000mcd)白色LEDの価格は下落を続けている。結果として、LEDバックライトは2010年にノートブックPC出荷の84%を占め、2011年には95%に接近する。

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