Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 26, 2010, Chelmsford--CCD/CMOSイメージングセンサ/カメラの開発･製造メーカーe2vと､分光ソリューションベンダ､ベイスペック(Bayspec, Inc)は､提携して新しい光コヒレントトモグラフィ(OCT)スペクトラルエンジンを市場に提供する｡
　e2vの新しいAviiva EM4ラインスキャンカメラは､OCTに最適化されたイメージングセンサを実装しており､これによってBayspecのDeepView分光器は､標準的なチェルニーターナー型分光器よりも集光効率が3倍よくなり､ディテクタ感度SNRは10倍改善される｡
　ダイナミックレンジ68dB以上､ラインレート70klines/sの新しいAviiva EM4カメラはハイエンドOCTシステムには最適の機器｡e2vのイメージング製品部長､FRÉdéric Devriere氏は､この専門的なシステムにおける両社の技術の組み合わせについて､｢すでに大きな関心を引き起こしており､これによってSD-OCTが一層強力になり､研究および産業市場で利用しやすくなる｣と話している｡
　Bayspecの販売&マーケティング担当のEric Bergles氏は､｢このシステムの価格性能比が､ドクターの部屋のドアを､文字通り､開けて､ドクターたちはコスト効果の優れた装置を買いに来るだろう｡このブレイクスルーによって､多くの新しい産業アプリケーションが成立すると期待している｣と語っている｡