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Alcatel-Lucent、コアネットワーク向け1870 TTS発表

January 25, 2010, パリ--アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)は、Alcatel-Lucent 1870 Transport Tera Switch(TTS)を発表した。TTSの狙いは、バックボーンネットワークで激増するIPトラフィックに対するサービスプロバイダの対処をより簡単に、より経済的にすることにある。
 この新しい光コアスイッチングプラットフォームは、次世代のOptical Transport Network(OTN)標準を実装しており、これによりオペレータは、ビデオを含むIPトラフィックをネットワークの最も経済的なレイヤーで柔軟にトランスポートしながら、一方で価値の高いサービスのために帯域を解放して利益増を図ることができる。また、独自の機能として、ネットワークのオペレーションを簡素化し、スケーラビリティを高め、パワー効率を業界最高水準まで高めることもできる。
 1870 TTSは、現在顧客がトライアル中であり、大手サービスプロバイダがすでに選定している。これは、Alcatel-Lucentが最近発表した次世代IP光コアネットワーク向けConverged Backbone Transformation(CBT)ソリューションの重要構成要素。CBTは、High Leverage Networkアーキテクチャの一環。同アーキテクチャは、完全に統合された、スケーラブルな次世代オールIPマルチサービスインフラであり、「これによりオペレータは、より高信頼で効率よく、最小コストでトラフィックを流しながら、高度なマネージドサービスおよびアプリケーションから収益を上げることができる」とAlcatel-Lucentは説明している。
 Alcatel-Lucentの1870 TTSは最新のシリコン革命を利用し、独自のチップで、業界初の1Tbit/sユニバーサルスイッチングを可能としており、単一のチップであらゆるトラフィックに対応している。製品は、最初のリリースで4Tbit/sまでスケールすることができ、ハードウエア的には8Tbit/sをサポートする準備ができている。
 1870 TTSは、キャリアEthernet、SONET/SDHを含むマルチトランスポートオプションをサポートしており、最先端の障害回復、リソース仮想化、クロスレイヤーオートメーションなどの付加価値アプリケーション向けにGMPLS/ASON制御プレーンインテリジェンスを提供している。既存の資産とシームレスに統合できることで、高い障害回復力のあるトランスポート、ダイナミックな帯域プロビジョニングが最高のネットワーク効率で複数のトランスポートネットワーキングレイヤーに渡り提供される。
 また、1870 TTSは、マルチ帯域マネージメントオプションを提供しており、これによりサービスプロバイダはサービスミックス、IPトラフィックデスティネーション(宛先)にしたがってトラフィックをより安価な光インフラで適切に流す柔軟性を確保できる。この製品は、画期的な技術、光データユニットflex(ODUFlex)と呼ばれる可変レート仮想コンテナを特徴としている。これにより光トランスポート装置とIPルータとの間のユニバーサルトラフィックグルーミングが可能となり、グルーミングは漸進的な帯域増に、1Gb/sステップで効率よく対応する。同時に、これらの機能はネットワークの経済効果を高め、信頼性を強化し、複雑さを軽減し、パワー、スペース、ネットワークオペレーションに加えて、CAPEXコスト抑制にも貢献する。
(詳細は、www.Alcatel-Lucent.com)



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