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ダウケミカル、CIGSスタートアップNuvosunに出資

January 22, 2010, 東京--環境分野に注力しているダウケミカル(Dow Chemical)は、CIGS太陽電池にフォーカスしたスタートアップ、Nuvosunに株式投資を行った。
 NuvosunCEO、Dave Pearce氏は投資規模についてはコメントを避けている。
 Pearce氏は、別のCIGSメーカー、Miasoleに同氏が在籍中にダウと協力関係を持っており、両社はソーラパネルに取り組んでいた。Miasoleは、この提携から離脱し、ダウはGlobal Solarと手を組んだ。ソーラルーフィングタイルは今年下期には商品化される予定。
 1897年創業のダウケミカルは、これまでに様々なグリーンマーケットで同社の材料化学のノウハウを活用してきた。昨年9月、ダウとコーニングとの合弁会社、ダウコーニングは宇宙空間用ソーラパネル向けに独自に開発したシリコンシーリング材を通常のソーラパネル市場に出している。同社によれば、シリコンの方が標準的なコーティング材よりも優れており、生産性も高い。11月、ダウは数百万ドル、数年の契約でカルテック(Caltech)と次世代のソーラ技術共同開発を行うと発表した。
 NuvosunのCIGSは、先行工程と後工程でのセレン化で構成され、化学メッキと組み合わせる。完全なコールドプロセスで、銅、インジウム、ガリウムを堆積し、後の高温プロセスでセレンを追加する。二段階のプロセスとなっており、それにプリンティングを組み合わせる。Pearce氏によると、このように二段階のプロセスにすることで、個々の制御がしやすくなる。昨年、同社は効率11.8%のテストセルを発表した。これは、他のCIGS企業の成果と並ぶ効率であるが、ここに到達するまでに投資した金額は競合と比べると遙かに少ない。
(詳細は、www.greentechmedia.com)



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