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インファイ、OIF準拠100Gコヒレント用TIAを発表

January 21, 2010, ウェーストレイクヴィレッジ/東京--高速アナログ半導体企業インファイ(Inphi Corporation )は、ファイバーオプティクスEXPO(光通信技術展)で、2つの重要な製品を発表した。
次世代新規市場100G向けに、インファイは業界初のOIF準拠100Gコヒレント用トランスインピーダンスアンプ(TIA )、2850TAを開発した。また、40Gソリューションを更に強固な市場とするために、40G DQPSKアプリケーション用として最高感度のリニアTIA、2251TAを同時に紹介する。どちらの製品とも、現在、ES品供給可能となっている。
 インファイの代表取締役社長兼CEO、Young K. Sohn氏は、「既に浸透しているインターネットと付随して発展を見せているクラウドコンピューティングは、キャリアとデータセンタのコアネットワークを10Gから40Gへ急速に成長させており、更に100Gソリューションへの道を開かせようとしている。今回発表したインファイの2850TAと2251TAは、当社の顧客が40Gや100Gのネットワークを増設し続けるために必要な重要な性能を提供し、クラウドコンピューティングの発展のために、通信帯域や通信容量の増大、更には低消費電力化の道を開いたものといえる」とコメントしている。
 u2t Photonics AGのCEO兼共同創業者、Andreas Umbach氏は、「当社は、100G用のレシーバではベスト・イン・クラスの性能を持つ100Gコヒレント用アンプをインファイと共に開発した。インファイは厳しいOIF基準に準拠するコヒレントレシーバを開発できると確約した」とコメントしている。
Infonetics Researchの光アナリストであるAndrew Schmitt氏は、40/100G市場について、「2009年の40Gの光市場は、2008年と比較するとポート数においておよそ2倍に成長している。インファイは高い技術力と強固な市場を保有していることから、40Gと100Gのそれぞれの市場に利益をもたらすだろう」と見ている。

100Gコヒレントレシーバを可能にする2850TA: 10倍のデータレートを持つ100Gソリューションへの需要には次世代ネットワークのトランシーバーやラインカードなどの土台となる技術が必要となる。インファイの2850TAは、卓越した性能、優れた直線性、低消費電力や、他にないシグナルインテグリティ性能を持ち、エラーフリーデータ通信を可能にしている。
インファイの2850TAはOIF ( Optical Networking Forum)規格に準拠し、市場における最初の可変ゲインタイプの100Gコヒレントレシーバ用トランスインピーダンスアンプ(TIA/VGA)。OIFにて採用されたコヒレント検出方法は、既存のメトロネットワークやバックボーンを使用したまま100Gの通信速度を達成できる画期的な方法。インファイの2850TAを使用することにより、レシーバサプライヤはロングホールや局所的メトロネットワークに向けて、100Gコヒレントレシーバを構築することができる。

デュアル・差動入力のリニアTIA/VGA、2850TAの性能:
*広帯域(>25GHz)のため、100Gのシステムにおいてより設計マージンを持たせることができる。
*コヒレントレシーバとしては優れた直線性を持っており、THD(Total Harmonic Distortion / 全高調波歪 )は5%以下。これはOIFの要求仕様を十分に満たしている。
*低消費電力(250mW/ch)。
(詳細は、www.inphi.com)



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