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エリクソンとテレフォニカ、100Gbpsテスト

January 20, 2010, ストックホルム--テレフォニカ(Telefonica)とエリクソン(Ericsson)は、過去にマルコーニ(Marconi)のMHL 3000装置を導入した現用ネットワークルートを利用して100Gb/sフィールドトライアルを行った。
 100Gは、光伝送の次世代ブレイクスルー技術であり、現在世界で最も広く導入されている容量の10倍になる。消費者がテレビ、ビデオ、ピアリングなど広帯域サービスを要求していることから、帯域需要に対処するため、100Gb/s伝送が必要になる。既存のリソースを用いながら飛躍的に容量増を実現できなるならオペレータにとっては、経済効果は大きい。
 エリクソンがトライアルに使用したセクションは、Zaragoza - Pamplona - San Sebastian - Bilbaoルート、850km。80chROADMインフラと完全コンパチブルであることが実証された。4 ROADM+2端極/固定MUX(5 ROADMに匹敵)パススルーで、複数のタイプの低ビットレートのトラフィックを運んだ。エリクソンとテレフォニカとのトライアルの要点は、既設ネットワークを利用して新たな容量を伝送することにあった。このトライアルでは、第1世代のMHL3000システムを利用したが、装置/アンプ、リンクあたりの適切なアッテネーションは刷新されており、1200-1500kmの長距離伝送が可能となっている。「これはすでに別のところで実証済み」とエリクソンは説明している。
 エリクソンのオプティカル&メトロ製品分野担当のVinai Sirkay氏によると、同社の100Gb/sへのアプローチは40Gの伝送方法と同じ。40Gシステムは2008年、DTAGに商用導入されており、2009年にはチャイナテレコム、テルストラ(Telstra)などに導入されている。
 エリクソンの100Gシステムは、変調方式にDP-QPSKを使用し、受信側ではコヒレントディテクションを使用している。この方式は、テレフォニカのトライアルでは、100G長距離伝送に最も効率的であることが実証された。エリクソンは、PM-DQPSKとダイレクトディテクションも2008年のDTAGとのフィールドトライアルで実証している。



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