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低迷するIPTV/映像装置/サービス市場

January 7, 2010, Campbell--Infonetics Researchは3本の映像関連市場調査レポート、「映像インフラと加入者」「STBと加入者」「ビデオサービスと加入者」を発表した。
・世界のセットトップボックス(STB)の売上は3Q09に前期比で6%減となった。原因は加入者の伸びが落ちたこと、複数のTVを持つ加入者のSTB追加購入が減少したこと、オペレータの在庫が増えたことなど。
・モトローラが市場シェアNo.1、これにシスコ、ペイス(Pace)が続いている。
・世界の映像インフラセグメント全体の売上は前期比減となった。これに含まれるのはVODとストリーミングコンテンツサーバ、ビデオエンコーダ、IPTVミドルウエア/コンテンツ配信プラットフォーム、ビデオコンテンツプロテクションソフトウエア、エッジQAMs、デジタルケーブルミドルウエア、サテライトビデオミドルウエア。
 しかし、映像インフラセグメント全体の売上は、前年比では90%増となっており、四半期でも売上は回復すると予測されている。牽引役となるのはVOD、ストリーミングコンテンツサーバ、ビデオエンコーダ、エッジQAMs。
・IPTV、ケーブルビデオ、サテライトビデオサービスを提供しているサービスプロバイダ、ケーブル事業者の売上は、2013年には世界規模で2340億ドルに達すると予測されている。
 売上の伸びに対して最大の脅威となるのはオンライン(over-the-top)テレビ。ユーザは、HuluやYouTubeなどのサイトを介してインターネットで番組を流したり、Boxeeなどのサービスを利用して収集したりすることができる。
 3Q09のIPTVおよびビデオ市場のトレンドについてInfonetics Researchの担当アナリスト、Jeff Heynen氏は「新規のビデオサービス加入者の伸びが減速したこと、既存加入者でプレミアムサービスにアップグレードする加入者が少なかったこと、この2つが合流して今回のトレンドとなった」と分析している。今後の動向については、「ホリデイショッピングやHDTVの新規購入が、プレミアムサービスへのアップグレードを後押しする。しかし、全般的な加入者の伸びは、マクロ経済が改善するまでは勢いが出ない」とコメントしている。

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