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LED照明がエネルギー効率向上の最良策

January 5, 2010, ダーハム--クリー(Cree, Inc)は、エネルギー効率のよい照明の生涯利用について新たなレポートを発表した。それによると、埋込型ダウンライトやディスプレイ用のスポットなど、数の多い用途で比較すると、LED照明製品の方が従来の照明製品よりも効率がよい。
 照明フィクスチャやアプリケーションを評価した同ホワイトペーパーのエネルギー比較によると、LEDはエネルギーコストや環境への影響に関して、白熱電球、ハロゲン、コンパクトな蛍光灯よりも明らかに優れている。
 クリーの研究者、Monica Hansen氏は、「従来のエネルギー源に関してわれわれが直面している環境的、コスト的問題が大きくなっているので、エネルギー効率のよい照明が、今日の気候変化や持続可能性についての議論において引き続き話題になっている」と説明している。「米国で使用されるエネルギーの22%が照明用途となっており、エネルギー効率のよいLED照明を使えば大幅にエネルギーの節約になる。」
 クリーの「エネルギー効率のよいライフサイクル ホワイトペーパー」の結論は、調査したアプリケーションに用いる照明としては現在利用できるものでLEDが最も効率がよい、となっている。LEDは、CFLsと比べると、毒性のある水銀を含んでいないので環境に優しいソリューションでもある。Carnegie Mellon大学とオスラム(OSRAM Opto Semiconductors)の最近の調査を引用して、クリーのレポートは、最先端のLEDフィクスチャを評価し、LEDs用に特に設計されたフィクスチャを使用すると照明効率改善が得られると指摘している。また、同レポートはLEDs利用によるエネルギーに対する影響を正しく見積もるために、現在広く普及しているダウンライティングとスポットライティングの2つを調査している。
 「ライフサイクル エネルギー利用のアプリケーションベースの分析は、ユーザが実感しているところをより正確に反映している。このレポートで議論したアプリケーション用の光源として、LED照明が最も効率がよく、環境に優しい光源であることは明らかだ」とカリフォルニア大学サンタバーバラ校の固体照明&エネルギーセンタ教授/コディレクタで、クリーの技術顧問を務めるSteven DenBaars氏は話している。

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