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集光型太陽光発電市場、2014年に2億6600万ドル

November 30, 2009, Wilmington--MarketsandMarketsが発表した「集光型PVと太陽光発電世界市場(2009-2014)」によると、集光型太陽光発電(CPV)市場は、2009年から2014年にかけてCAGR33.0%で成長して、2014年には2億6600万ドルに達する。最大市場シェアはヨーロッパで、59.3%。これに続くのがアメリカ(the Americas)で、世界のCPV市場の32%を占める。
 CPV市場は、低集光型太陽光発電(LCPV)、ミディアム集光型(MCPV)、高集光型(HCPV)に分けられる。CPV市場は、まだ萌芽期だが、再生不能エネルギー源が有限であること、より高い出力やグリーンエネルギーに対する要求が高まっていることから、CPVは急速に発展している。CPV市場は、2009年には約6390万ドルだが、2014年には2億6600万ドルに達すると見られている。
 すべてのセグメントの中でHCPVが、世界のCPV市場の最大シェアを占めており、2009-2014年の予測期間で最高CAGR 39.1%で成長する。HCPVシステムの高い変換効率により、必要な土地が少なくなり、より低コストでエネルギー出力を高めることが容易になる。このため、HCPV技術は他のCPV技術と比べると最も早く従来の電気料金と同等のコストになると期待されている。
 CPV市場で最初に高成長が期待されているのは、直達日射強度が高い地域、電力料金が高い地域。これらの地域としては、南西アメリカ、南西ヨーロッパ、オーストラリアの西部と中央部、中東、北アフリカがある。CPVシステム市場における技術開発はスペイン、ドイツ、USに集中しているが、インド、中国、日本、オーストラリアなどの国々ではCPV技術に対する政府援助により、将来的な市場成長が期待できる。
 世界の太陽光発電市場は2009-2014年の間にCAGR 12.5%で成長すると見込まれ、2014年には381億ドルに達する。結晶シリコンPVは最大の市場シェア82%、一方薄膜シリコン市場は予測期間で最も高い成長率28.2%が期待されている。

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