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インテルとNEC、スーパーコンピュータ技術の共同開発に合意

November 18, 2009, サンタクララ/東京--インテル(Intel)と日本電気(NEC)は、将来に向けて、スーパーコンピュータの性能を飛躍的に向上するハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)システム技術を共同開発していくことに合意した。
NEC は、ベクトル型スーパーコンピュータ「SXシリーズ」の提供に加え、インテルXeonプロセッサを搭載したスーパーコンピュータに今後、これらの技術を活用していく予定。両社は、NECのベクトル型スーパーコンピュータ開発で培った経験と、インテルXeonプロセッサの優れた性能および高速ベクトル処理機能、インテル AVXを組み合わせることにより、インテルアーキテクチャのスーパーコンピュータで、より高い実効性能を提供する計画。
両社は、協力の第一段階として、インテルXeonプロセッサを搭載したスーパーコンピュータのメモリ帯域幅と拡張性を向上させるハードウェアおよびソフトウェアの技術開発を共同で行う。これらの強化は、研究分野市場向けなどのハイエンド・システムだけでなく、小規模なHPCシステムも視野に入れて行っていく予定。
インテルHPC事業部長のリチャード・ドラコット氏は「インテルのプロセッサ、チップセット、コンパイラ、その他の製品を含むインテルアーキテクチャへの多大な投資によって、汎用およびハイエンドHPC市場におけるインテル Xeon プロセッサの幅広い利用が促進された。インテル Xeon プロセッサ搭載ソリューションの革新へのNECの参画により、インテルはインテル Xeon プロセッサのパフォーマンスを、より広範なスーパーコンピューティング領域にまで提供できる体制が整う」と述べている。
NEC HPC事業部長の久光文彦氏は「NECのベクトルパイプライン処理、広いメモリバンド幅、高速インタコネクト接続技術などのベクトル処理システムの開発における豊富な経験は、インテルアーキテクチャを新たな市場へさらに前進させることができまる。NECは今回の共同開発と、NECのベクトル型スーパーコンピュータの継続強化により、HPC製品ラインナップを拡充していく」と語っている。
HPCシステムやスーパーコンピュータは、先端技術の研究や実証実験のためのシミュレーションに、科学技術分野や医療分野、各種研究機関、さらに石油やガス採掘調査など資源探査領域で利用される。現在、スーパーコンピュータ TOP 500のおよそ80%は、インテル プロセッサを搭載している。

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