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キャリアのROADM積極導入によりWSS市場爆発

November 16, 2009, キャンベル--市場調査会社Infonetics Researchは、波長選択スイッチ(WSS)コンポーネント市場シェア調査「ROADMコンポーネント市場概観」を発表した。
 Infonetics Researchは、WSSコンポーネント市場をスペーシング技術:100GHz、50GHzチャネルスペーシング、デグリー数:1×4、1×5Add/Dropなど個別カテゴリーとして初めて分析した。
 分析を担当したディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、「光ネットワークハードウエア市場は厳しい1年を過ごしたが、その中でWDM ROADMは明るい光を浴びていた」とコメントしている。ROADM装置では、WSSがキーコンポーネントとなる。同氏によると、ベライゾンなどのキャリアが積極的にROADMを導入しているため、WSS消費は爆発した。さらに同氏は、「このトレンドに終わりは見えない」と付け加えている。
 WSS光コンポーネント市場の力強い成長を牽引する2つの主要トレンドとして、同氏はチャネルスペースとデグリー数を挙げている。チャネルスペースは、100GHzから50GHzに移行する傾向にあり、これによってファイバ容量が倍になり、最先端のWDMソリューションとのコンパティビリティが実現する。また、デグリー数が増える傾向が出てきており(1×5以上)、これはサービスプロバイダがネットワーク設計で柔軟性を確保したいと考えていることを示している。
 WDM ROADM光装置市場は、光装置ビジネスの中で最速の成長を維持しており、売上ベースの世界市場は2008~2013年までの予測期間で、年平均(CAGR)13%で成長する。WSSコンポーネントの売上CAGRはさらに大きな伸びが予測されている。
 JDSUが2009年上期の世界ROADM WSSコンポーネント市場シェアでトップを走っている。Infonetics Researchは、市場が50GHzチャネルスペーシングに移行し、コンポーネント需要が小型と大型の両方で伸びるにともない、市場シェアは変化すると見ている。

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