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MRGが世界のIPTV市場リーダー調査を発表

October 29, 2009, サンノゼ--調査会社MRGは、「世界のIPTV市場リーダーレポート」を発表した。
 同レポートは、800を超えるIPTV運用で使用されている6つのインストールベースビデオシステムを基に24地域の上位120のIPTVベンダを調査した。2009年3月から、80を超える新しいオペレータがサービスを開始しており、そのほとんどは北米、ヨーロッパ、その他の地域で、総計800を超えるIPTVオペレータとなっている。
 複数の大手企業、少数の小規模企業が引き続き主要市場で地位を固めており、これらの中にはAlcatel-Lucent、モトローラ、Verimatrix, Viaccess, Microsoft、エリクソン/タンバーグおよびその他が含まれる。
 IPTVアクセス分野では、Alcatel-Lucentが世界市場の51%を占め、ここ数年No.1の地位を維持している。Alcatel-Lucentは、システムインテグレータとしても力を強め、AT&TへのIPTVシステムインテグレータとしての成功に加えて、ミドルウエア部門ではNo.2となっている。
 コンテンツセキュリティ分野では、Verimatrixが世界ランキングNo.1を維持し、市場シェアは26%、2009年3月から2%シェアを伸ばした。4つの地域市場すべてでしっかりした市場リーダーのポジションを固めている。
 セットトップボックス(STB)では、モトローラが依然として世界市場で優位にあり、市場シェアは28%。2009年3月からシェアを5%延ばした。これに続くのが、Amino, ADB, Netgemなど小規模のアグレッシブな企業。25社以上がこの波風が多い市場で競争している。この市場は、IPTV運用のCAPEXの60%以上を占めることがある。
 ビデオヘッドエンドエンコーダでは、モトローラが世界シェア38%でNo.1の地位を維持。しかし、エリクソン/タンバーグは2009年3月から3%シェアを伸ばし、市場シェア34%で2番手となっており、世界シェアの94%を上位5社が占める激しい競争市場でモトローラを追い上げている。残りの6%を他の6社が争っている。
 ミドルウエアとVODの両分野では、圧倒的優位を占めるMicrosoftに対して各社が戦いを挑んでいる。これまでのところ、Espial, SeaChangeおよびその他の数社が既存顧客の成長をベースに業績を伸ばしつつある。
 「中国のIPTV加入者の大きな伸びによってフアウエイ(Huawei)とZTEは、複数の分野でランキングを上げた」とMRGのアナリスト、Jose Alvear氏は言う。「チャイナテレコムやチャイナユニコムが新たな地域にサービスを拡大しているので、フアウエイやZTEは両プロバイダの新規展開によって成長した。ビデオシステム製品は構成が同じでないことがよくあったからだ」と同氏は指摘している。
 「ベンダの統合や提携は続くが、これはIPTVオペレータが新たな統合サービスやコンテンツの開発をサポートしようとするからだ。当社の見方では、より小さくて高速の優れた技術を用いることで、アプリケーション開発者は今後数十年にわたりIPTVアーキテクチャのアドバンテージを活かしていくことができる」とMRGの社長、Gary Schultz氏はコメントしている。

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