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日立、パケット光トランスポートシステム「AMN6400」を販売開始

October 21, 2009, 東京-日立製作所(日立)は、IPトラフィックの増大に対応した40Gbpsの波長多重伝送を実現し、OTNパケットスイッチ機能への拡張性を備えたパケット光トランスポートシステム「AMN6400」を製品化し、10月22日から販売を開始する。
映像配信サービスや今後のクラウドコンピューティングの広がりにより、世界的にIPトラフィック容量の一層の増大が予測されている。次世代の光トランスポートシステムにおいては、大容量化に加えて、増大するパケットトラフィックに最適なスイッチング機能の実装、従来システム同様の高信頼性を実現する必要がある。また、従来、10Gbps程度の伝送速度が主流となっていたが、IEEE802.3baにおいて、40GbEおよび100GbEの標準化が2010年6月の完了予定で、進められている。
このような背景のもと、日立のパケットトランスポートシステム製品群の一つとして、今回、40Gbpsに対応できるパケット光トランスポートシステム「AMN6400」を製品化した。同システムは、キャリアネットワークにおいて、大容量・長距離バックボーンネットワークおよびメトロネットワークへの適用を想定している。また、将来的な、40GbE/100GbEを収容するインタフェース、100Gbpsの長距離伝送インタフェース、OTN/パケットスイッチ機能などの拡張性も備えている。
「AMN6400」の特長
1. 40Gbpsを波長多重して長距離伝送を実現: 現在広く使用されている10GbEを4本束ね、40Gbpsの波長多重用の長距離伝送信号に変換し、バックボーンおよびメトロネットワークにおける大容量・長距離伝送を実現する。
2. 機能追加アップグレードが容易:「AMN6400」は、EthernetやSDH/SONETなどを収容するインタフェースカードを実装でき、将来追加される100Gbpsのインタフェースなどの新機能カードの実装が可能。また、オペレーションシステムは装置を遠隔から監視制御し、新機能カードの追加にともなう装置実装ソフトウエアの遠隔アップグレードにも対応でき、新たなサービスの収容を迅速に実現する。
「AMN6400」は、将来的に、2010年標準化予定の40GbE/100GbEを収容するインタフェース、100Gbpsの長距離伝送インタフェース、メッシュ対応のROADM、大容量OTN/パケットスイッチなどを搭載して、レイヤ統合型パケット光トランスポートシステムに拡張可能。このレイヤ統合により、設備コスト、保守コストの低減を可能とする。また、OTNおよびMPLS-TPの適用により、キャリアグレードの高信頼ネットワークを実現することができる。

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