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レーザは2008-2014年までCAGR 8.2%で成長

October 15, 2009, ロンドン--Frost & Sullivanは、「投資対象となる上位10の新技術」を発表した。
 世界で開発された技術の85%までが商用化の日の目を見ない理由は、いわゆる「死の谷」に沈んでしまうからだ、とFrost & Sullivanは指摘する。死の谷とは、技術の実証と応用展開の実質的なギャップを指している。投資家がこのような危険を回避できるように、Frost & Sullivanは最新の有望技術プラットフォーム上位10リストを編集した。この技術プラットフォームは、投資家にとっては高いROIの可能性を持ち、世界の様々な分野に大きな影響を与える見込みがある技術とされている。
 Frost & Sullivanは、広範囲の調査と選択法に基づいて次の技術を選び出した:ナノマテリアル、フレクシブルエレクトロニクス、高性能電池とエネルギー貯蔵、スマートマテリアル、グリーンIT、CIGS太陽電池、3Dインテグレーション、自動システム、バイオテクノロジー、レーザ。
 Frost & Sullivanのディレクタ、Beatrice Shepherd氏のプレゼンテーション「投資すべき、世界トップ10の最新技術」では、「投資家は、ある技術が持っている真の市場性を明確に理解しておく必要がある。またリスクと報酬の評価をしておくべきである」と語っている。Frost & Sullivanは、技術の商用化成功のためのスポンサー探しをしている発明者、「次の目玉」を探している投資家から頻繁にメッセージを得る立場にある。
 これらの技術の中で、CIGS技術に関しては、「低い生産コストと高歩留まりといった技術的アドバンテージのために、今後数年で世界の太陽光エネルギーの普及拡大が期待できる」と評価している。モジュールコストは今後4年で45%まで下がり、大量導入が進むので、CIGS太陽電池市場関連の株主には成長機会が得られる。注目すべき主要マーケットは、米国、ポルトガル、スペイン、イタリア、ギリシャ、ドイツ、中国、韓国、日本。
 レーザは、固体、ファイバ、Ti:Sapphire、ダイオード、CO2、ヘリウムネオンを含めて、2008-2014年の間にCAGR 8.2%で成長する。産業用途(切断と溶接)の高出力レーザ需要があるので、CO2レーザ市場は成長が期待されている。YAGレーザも、産業用途、メディカル用途で大きなビジネスチャンスがある。高出力固体レーザは軍事アプリケーションでの利用が増加している。エキシマレーザは、半導体や医療アプリケーションで有望である。
(詳細は。www.frost.com)

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