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経済減速の影響で冷え込む北米デジタルケーブルSTB市場

October 8, 2009, スコッツデール--世界のデジタルケーブルセットトップボックス(STB)需要は、2008年に記録的な成長を見せた後、2009年は落ち込んでいる、とIn-Statはレポートしている。
 出荷数量と売上の減少は、一般的に、北米や西欧などの先進的なケーブル市場で集中的に現れている。市場の減速は、世界経済のリセッションの影響でケーブルオペレータのCAPEXが減少したことが原因。
 一方、中国における出荷数量は2009年に新たな記録を達成すると予測されており、2000万台に達して、APAC市場全体の底上げに貢献することになる。また、デジタルケーブルTVサービスの需要が増加しており、このためにデジタルケーブルSTBは、アジア、ラテンアメリカ、東欧に新たな市場を拓こうとしている。
 「2009年は、出荷数量はわずかに減少したが、ケーブルSTB市場はダイナミックで堅調だ」とIn-Statのアナリスト、Mike Paxton氏はコメントしている。同氏によると、MPEG-4への移行、ハイブリッドQAM+IPケーブルSTBへの動きなど、技術的に大きな変化があり、これがケーブルSTBベンダには新たなビジネスチャンスとなっている。
調査結果
・世界のデジタルケーブルSTBの出荷数量は2009年に4400万台、前年比6%減となる。
・ローコスト、デジタル端末アダプタ(DTA)製品の出荷数量が北米でケーブルSTB市場、特に平均販売価格(ASP)に影響を与え始めた。
・モトローラとシスコシステムズがケーブルSTBメーカーの上位2社であるが、上位10社の残りの8社のうち、6社が中国メーカー。
・この調査で取り上げている大手ケーブルSTBメーカーの中に、ADB、ChangHong、シスコシステムズ、Coship, DVN Holdings, HUMAX, Jiuzhou, モトローラ、Pace Micro Technology, パナソニック、サムスン、Skyworth, トムソンが含まれている。

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