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三菱炭酸ガス三次元レーザ加工機「VZ10/VZ20シリーズ」発売

September 30, 2009, 東京--三菱電機は、レーザ加工の段取り時間と加工時間を短縮して生産性を向上させた炭酸ガス三次元レーザ加工機の新シリーズ「VZ10/VZ20シリーズ」8機種を10月5日から発売する。
自動車や建設機械、電気機器等ではユーザニーズの多様化と製品サイクルの短縮化により、多品種生産とロットあたり生産台数の減少が進む傾向にある。試作から小ロット生産に多用されてきたレーザ加工は中ロット生産まで適用が拡大しており、近年は生産性が高く、より広い範囲の切断加工が可能な三次元レーザ加工機が求められている。
三菱は、多品種生産と中ロットの量産加工に対応できる高い生産性を持ち、長期の安定稼働にも配慮した炭酸ガス三次元レーザ加工機の新シリーズを発売する。
新製品の特長
1.段取り時間と加工時間の短縮により、生産性を向上:三次元加工の経路を指定するティーチングボックスの操作性を向上し、加工プログラムの修正などを含めた加工前の段取り時間を短縮。加工は、新型制御装置の搭載で従来機比2倍に向上した回転軸移動速度と、加工速度の向上により、加工時間を最大40%短縮できる。また、レーザ出力を最適制御して溶融金属の再付着を抑制するドロスリダクション制御により、加工後のバリ取り工程も削減できる。これにより、トータル時間が短縮され、生産性が向上した。
2.加工速度の向上と加工板厚の拡大:高圧アシストガスの採用とガス流れの最適化により、ステンレス鋼とアルミニウム合金の加工速度が従来機比最大2倍に向上。また、アシストガスに窒素を用いたステンレス鋼切断の場合、加工板厚は従来機比最大2.5倍に拡大し、厚板加工性能も向上した。
3.「セルフチェック機能」と「カルテ診断機能」で長期安定稼働を支援:「セルフチェック機能」が加工機起動時に発振器の特性などを自動でチェックし、「カルテ診断機能」がセンサーやアクチュエーターなどの動作状況をカルテとしてデータ化する。このカルテデータをUSBメモリーにコピーしてユーザのパソコンから三菱電機のウェブサイトに送信すると、加工機の状態を無料で診断するので、メンテナンス計画の立案や部品交換時期の策定に役立つ。保守機能の充実により、長期の安定稼働を支援する。

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