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光波長スイッチングネットワーク自動制御技術の相互接続に成功

September 17, 2009, 東京--KDDI研究所、日本電気(NEC)、三菱電機は共同で、共通の波長情報定義に基づいた光波長スイッチングネットワークの自動制御技術を開発し、各社装置間での相互接続実験に成功した。
光波長スイッチングネットワークでは、波長クロスコネクト技術等の導入により、これまで光・電気変換後に電気スイッチにより行われていた回線設定を、光・電気変換を介さず光波長ベースで行うことが可能となるため、バックボーンネットワークの高速化を低コストで実現することが期待されている。しかし、運用管理コスト低減のため、波長クロスコネクト装置やROADM装置(Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)等の統合制御の実現が求められており、現在は各社間で異なっている波長回線設定に必要な波長情報の定義を共通化することが重要な課題となっていた。KDDI研究所、NEC、三菱電機の三社は、波長情報を共通化するための拡張定義を既存のGeneralized Multi-Protocol Label Switching(GMPLS)規格に独自に追加し、その共通波長情報定義に基づいて装置を制御する技術を開発した。同技術を用いた相互接続実験を実施し、各社装置をまたがる波長回線の自動制御に成功した。この技術の開発により、将来のバックボーンネットワークの運用管理コストを大幅に低減することが可能となる。この波長情報を共通化するための拡張定義については、KDDI研究所が提案を行い、現在IETF(Internet Engineering Task Force)において標準化が進められている。
この実験の結果は、9月20日〜24日にオーストリア・ウィーンで開催される国際会議ECOC 2009(35th European Conference on Optical Communication)にて発表する。

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