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不況にも関わらず2009年のSTB出荷は増勢

August 27, 2009, El Segundo--アイサプライ(iSuppli Corp)によると、現在の経済的混乱に抗して2009年の世界のSTB出荷は増加する見込みだ。
 iSuppliは、その理由として、アジアで需要が伸びることと、HDやDVR、IPTVをサポートする製品が伸びることを挙げている。
 世界のSTB出荷は2009年に1億3670万台に達する。これは、前年の1億3120万台に対して、4.2%増となる。2014年には出荷数量は約2億システムに達するものと予測されている。この予測期間のCAGRは9%。
STBは、不況時代でも継続的に伸びてきた。「文字通り、世界経済の歯車が外れた第4四半期でも、大手STBベンダは販売が急成長していると報告していた」とiSuppliの半導体デザイン、STB担当の主席アナリスト、Jordan Selburn氏はコメントしている。
 「この現象は2009年、第1四半期のSTB出荷に持ち越された。STB出荷は、Q4ホリデイシーズンから落ち込んではいるものの、2008年のQ1を上回っている。これは、今日の低迷エレクトロニクス市場では異常なことだ」と同氏は語っている。
 この間、地上系STB、サテライト系STBとも横ばいだったが、ケーブル用のSTBは極めて力強い伸びを示した。これは、特に中国とアジアパシフィックの他の地域での出荷が増えたことによるものだ。IPTV STBは継続して増え続けており、2008年の出荷は前年比50%を上回る増加だった。IPTV STBsの成長は、2008年の出荷システム数ではケーブルSTBとほぼ拮抗していた。
 DVR機能を持つSTBやHD製品などのプレミアボックスは、2009年のSTB市場での伸び率は4.2%よりも遙かに大きい。「これらのSTBが市場全体を押し上げることになる」Selburn氏は指摘している。
 2008年のプレミアボックスの出荷はほぼ倍増で、2240万システム。この成長は2009年も継続して、28%増となる。同氏は、「この成長率は最も高い成長率であるが、経済状態やビジネス環境を考慮に売れると、目を見張るものだ」と言う。
 プレミアボックスの中で、HD STB家庭で新たな標準になろうとしている。これらのボックスの出荷は、2008-2013年でCAGR 22.3%で成長し、予測期間末には市場リーダーとなる。その根拠はいろいろあるが、HDディスプレイの販売、ブロードバンドアクセス技術の普及、サービスプロバイダからのHDコンテンツの改善などが含まれている。
 DVR機能を持つボックスの成長は急速で、2013年までCAGR 18%を維持する。

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