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Suntech、多結晶モジュールで変換効率世界記録達成

August 24, 2009, 無錫--中国の大手PVモジュールメーカー、サンテック(Suntech Power Holdings Co., Ltd.)は、商用グレード多結晶シリコンPVモジュールで新たな世界記録、変換効率15.6%を達成した。
 この変換効率は、サンディア国立研究所(Sandia National Labs)が15年前に達成した15.5%を上回る記録。多結晶モジュールの変換効率は、ドイツのFraunhofer太陽エネルギーシステム研究所が独立にテストした。
 世界記録を達成したサンテックの多結晶シリコンモジュールは、ソーラグレードシリコンを用いたPluto PV電池を採用している。ここで用いている各太陽電池の変換効率は、17%を優に上回っている。前回の記録は、アパチャエリアもしくはフレームレスモジュールをベースにしたものだった。それに対して、サンテックの新しい世界記録はフレーム付エリアを含んでいる。サンテックは、フレームエリアがなければ、変換効率は16%を超えていたと推定している。
 同社CTO、Dr. Stuart Wenhamは、「これはSuntechにとって非常に大きな成果であり、単結晶にも多結晶ウエハにも適用できるPluto技術の力と多様性を実証するものであることは明らかだ。このモジュールが標準的な太陽電池グレードのシリコンを用いて当社の商用生産ラインで製造されたことは、特に重要だ。最大のニュースは、Plutoの改善余地がまだあると言うことだ。当社は、技術開発を限界まで推し進め、もっと強力で信頼性の高いソーラ製品を市場に出していく」と語っている。
 Suntechは、Plutoを採用したモジュールの商用出荷を始めており、2009年は10MW~15MW相当の製品を出荷する予定となっている。

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