All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

マイケルソン・ダイアグノスティクスのOCTトライアル

August 14, 2009, Orpington--マイケルソン・ダイアグノスティクス(Michelson Diagnostics Limited)は、米国の皮膚科学会に参加し、マルチビームOCTのデモンストレーションを行った。
 マイケルソンのマルチビームOCTは、10μmを超える優れた分解能を持ち、リアルタイムで生体組織のミクロンスケール、クロスセクション、3D画像化を行う。マルチビームOCTは、4つのレーザビームを使用し、横方向画像の解像度を通常のシングルビームOCTの2倍にしている。これは、微小構造の対象の鮮明な画像を提供する上で極めて重要である。
 「この技術は極めて優れたパフォーマンスを持っており、ショウジョウバエの鼓動する心臓の3D画像を提供することができる」と同社創始者CEO、Jon Holmes氏は語っている。「サンプル組織の微視的な詳細を、組織にダメージを与えることなく、また何の特別な準備もしないで表面から明らかにできることは、皮膚科にとって画期的なブレイクスルーだ。」
 ニューヨーク州立大学ダウンステート医科皮膚科医療教授、Daniel Siegel氏は、「何年も前からOCT技術の眼科における利点を聞いてきており、それが皮膚科にも適用できるどうかと考えていた」と語り、「マルチビームOCTを検討したところでは、これがメラノーマ(黒色腫)の厚さや大きさを生体内、生体外から計測し、治療や予知に使えるブレイクスルーになる可能性がある」とコメントしている。
 現在、マイケルソンは、この技術を2つの製品に組み込んでいる。ExVivo EX1301 OCT顕微鏡, VivoSight OCTスキャナ。顕微鏡はラボユース設計、スキャナはコンパクトな人間工学的に設計したハンドヘルドプローブを利用して皮膚やその他の表面組織をリアルタイムで画像化することができる。

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.