All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

世界銀行がバングラデッシュのソーラシステムに$130M承認

August 11, 2009, ワシントンDC--世界銀行(The World Bank)は、バングラデッシュに国際開発協会(IDA)の借款1億3000万ドルを承認した。目的は、地方に安価なソーラ・ホームシステムを導入して電気が利用できるようにすることにある。
 この借款は、2003年来のプロジェクトで、60万の人々を約85000kmの新たな電力網に接続したプロジェクトの追加融資で、32万の人々をソーラ・ホームシステムに接続するものとなる。
 バングラデッシュでは、経済の発展は続いているものの、電気の利用率は低く、現在約40%。電力不足、部分的送電停止は、特に地方では深刻な状況にあり、これが経済発展と産業開発を阻害している。加えて、人口の増加、工業化の進展、電力網への接続の増加、近代的な電気器具の利用増加により、電力需要が高まっており、現在年間500MWの伸び率。
 バングラデッシュの世界銀行カントリーディレクタ代理、Rob Floyd氏によると、電力網への投資だけでは2020年までにすべての国民が電気を利用できるようにするという政府の目標実現は困難。「この追加融資は、ソーラ・ホームシステムを通じて30万世帯が電気を利用できるようにする。困窮地域のこれらの世帯の多くは、電力網から遠く離れていて接続が難しく、通常の電化方法では電力を利用することはできない。」
 追加融資の一部は、バングラデッシュの人口密集地域で、エネルギー効率のよいコンパクトな蛍光灯を約1000万個購入、設置にあてられる。これらは、同数の白熱電球の置き換えとなる。
 「照明は最大電力負荷時間と重なり、それによって電力需要が20%以上増加するので、各戸の負担なしにこれらの電球を取り替えると、約360MWのピーク電力削減となる」と同プロジェクトのシニアエネルギースペシャリスト、タスクリーダー、Raihan Elahi氏はコメントしている。
 このプロジェクトは、現在進行中の電力網刷新をサポートし、再生可能エネルギープロジェクトに対する融資ともなる。

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.