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NSNとジュニパ、IP over DWDMで提携

June 25, 2009, ニース--NSN(Nokia Siemens Networks)とジュニパ(Juniper Networks, Inc)は、光とIPネットワーキングにおける相互の力を組み合わせて両者を補完的な技術とするソリューションを構築する。
 統合されたIP-オプティカルソリューションにより、オペレータは、増大するデータ、音声、マルチメディアアプリケーションを管理するためのネットワークを、柔軟に、高信頼に、経済的に拡張することができる。提携の展望には、マネージメントが統合されてGMPLS制御プレーンでインターワーキングする、コスト最適化された10G、40G、100G IP over DWDMソリューションが含まれる。
 NSNのDWDM事業ラインの部長、Uwe Fischer氏は、「ジュニパのIPルーティング技術とNSNのDWDMトランスポート技術を1つのネットワークマネージメントで統合することで簡素化された効率のよい最高度の品質が得られる」と語っている。「キャリアは、IPとDWDM環境を統合してコスト効果の高い成長を確実にしようとしているので、われわれのソリューションは光と電気のレイヤー間にある障害を取り除くというビジョンの基盤となる」として、両社の提携がキャリアの要求に一致するものである点を強調している。
 長距離DWDMオプティクスをルータのラインインタフェースカードに実装すると、冗長用のトランスポンダが不要になりネットワーク効率が向上するが、従来IPと光ネットワークが別々のマネージメントであったために、ネットワークマネージメントが問題になる。これに対処するために、NSNとジュニパはルータと光リンクを1つのものとして管理する新たなソリューションを開発しようとしている。ジュニパのTシリーズコアルータを利用すると、ルータに統合された光DWDMインタフェースがNSNのhiT7300 WDMプラットフォームとシームレスに相互動作し、キャリアグレードのトランスポートネットワークマネージメントシステム(TNMS)により管理することができる。
 NSN独自のネットワークプラニングソフトウエア、TransNetで補完することで、両社の統合ソリューションはネットワーク全体の効率を改善することになる。さらに、オペレータにとってはサービスプロビジョニング速度も向上する、これはDWDMインタフェースだけをインストールして設定すればよいことになるからだ。言うまでもないことだが、リンク障害の検出が速くなり、トラブルシューティングの強化、全体の簡素化により信頼性も向上する。

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