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IMEとベル研、シリコンフォトニクス開発で提携

June 17, 2009, パリ/シンガポール--シンガポールの科学技術研究機関IME(The Institute of Microelectronics)とアルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)の研究機関ベル研は研究協力契約を結び、経済効果の高い次世代の高速通信ネットワーク向けに最先端のフォトニクス技術を共同開発する。
 消費者向けの新しいマルチメディアコンテンツ需要が爆発しており、サービスプロバイダはこれに応える必要がある。また、アジアパシフィック地域の政府はブロードバンドアクセスを住民に提供する必要がある。これらの要求に応えるために、ローコストの高速通信の開発が緊要となっている。光通信は、10Gb/sを超えるデータレートをサポートしているので、このような爆発的な需要増に最適であると考えられている。10Gb/sは、銅線ベースのネットワークが動作する最大速度であるが、銅線では消費電力の問題、伝送距離の限界が克服課題となっている。光通信は、利点はあるものの、高いパフォーマンスは高コストになる。Alcatel-LucentとIMEの共同研究プログラムは、コストを下げて高いパフォーマンスを提供することで、この問題に対処する。
 IMEのエグゼキュティブ・ディレクタ、Dim-Lee Kwong教授によると、IMEとベル研は、新しい世代のローコスト集積シリコンフォトニックデバイスと、改善されたプロセスをベースにして共同研究を進める。「この協力関係により、業界にインパクトを与えうる取組ができる」と同氏はコメントしている。
 また、Alcatel-Lucentベル研のチーフサイエンティスト、Dr Rod Alfernessは、「これはベル研が世界中のパートナーにもたらすことができる価値の典型例である」と語っている。

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