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DSLはフアウエイ、GPONはAlcatel-Lucentが市場リーダー

June 16, 2009, キャンベル--Infonetics Researchは、「ブロードバンドアグリゲーションハードウエアと加入者」「PONとFTTH装置、加入者」の最新レポートを発表した。
 「PON市場の第1四半期、オペレータは一服状態にあった。周期的な落ち込みはPON市場では珍しくない、特にOLT導入が数期続いた後では正常であると言える。銅線から光ファイバベースのブロードバンドアクセスへの移行が今後、世界中のPON市場の成長を牽引することになる。一方で、このシフトは、約10年に渡り手堅い成長を続けてきたブロードバンドアグリゲーション市場に打撃を与える。現在の経済環境の中で、加入者はモバイルブロードバンド接続を志向しており、成熟市場での新規加入者の伸びも減速している。ブロードバンドアグリゲーション市場は引き続き後退圧力を受けることになる」(ディレクティング・アナリスト、Jeff Heynen氏)。
PON市場ハイライト
・世界のGPONメーカーの1Q09売上は12%増だったが、全般的なPON市場は前期比14%減。これはBPONとEPONの売上が世界的に大きく落ち込んだため。
・前年同期比ではPON市場全体は38%増。
・Infonetics Researchの予測では世界のPON売上は、2013年には46億ドルに達する。
・活発なGPON市場ではAlcatel-Lucentとフアウエイが再び1Q09の売上シェアを伸ばした。
 Alcatel-Lucent、フアウエイ、モトローラが今後数期にわたり市場をリードする見込み。
・世界的なEthernet FTTH装置売上は前期比40%減、ポート出荷は30%減。これは、EMEA、北米の自治体および競合オペレータがEthernet FTTHの展開にブレーキをかけたため。
ブロードバンドアグリゲーション市場のハイライト
・DSLの売上とポート出荷でフアウエイが初めてAlcatel-Lucentを追い抜いた(フアウエイは1Q09光ネットワークハードウエア売上でもAlcatel-Lucentを追い抜いている)。
・フアウエイのDSL出荷が増えたのは、中国国内のオペレータによるプレミアムブロードバンドサービス展開と、新興市場の成長によるもの。
・マクロ経済減速の影響が今期のブロードバンドアグリゲーションDSLポート出荷に現れており(DSLAM、NGDLC、MSAP)、前期比7%減。オペレータが既存DSLインフラ資産を使い切ろうとして、予定されていたアップグレードを先延ばししたり、キャンセルしたりしたことが原因。
・先進国では、DSL加入者はほぼ成熟ポイントに近く、成長が見られるのは新興市場、主に中東、中南米、ロシア、東欧。
・VDSLポート出荷は、今後少なくとも数年は着実に伸びていくと見られている。オペレータが加入者に、利益率のよいブロードバンドサービスIPTV、VoIP、オンラインビデオサービスを提供しようとしていることが背景にある。
・第1四半期にブロードバンドアグリゲーション装置を設置しようと計画していたルーラルオペレータは、米国のブロードバンド刺激パッケージ72億ドルが明らかになるまで先送りにした。

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