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IC Insights、ソーラPV業界回復を予測

June 2, 2009, スコッツデール--ICインサイツ(IC Insights)は、半導体業界の視点で見た太陽光発電業界の検証と分析を初めて発表した。「太陽エネルギー:半導体業界にとっての成長機会」はチップ業界と共有する高純度シリコン市場から始まる。需給バランスが急変している市場がソーラPV産業の優先順位再考の一因となっている。
 以前からPVデバイスメーカーは、ワットあたりのエネルギー出力に必要となるシリコンの量を減らすことに専念してきた。1つには、シリコンが太陽電池コストの大きな部分を占めていたからであり、また太陽電池グレードのシリコンの供給が限られていたからでもある。新しいポリシリコンが生産されるようになると、供給上の制約はなくなり、シリコンのコストは大幅に下がる。
 同時に、リセッションと信用危機のために太陽光発電導入も落ち込んでおり、ヨーロッパでは政府の奨励策も削減されている。ソーラパネルの在庫は積み上がり、少なくなった仕事を巡って争いが激しくなり、ソーラPVサプライチェーン全体で価格ダウンが進んでいる。ICインサイツは、「ソーラPVの導入はメガワット(MW)ベースで世界的に落ち込み、今年は22%減」と予測している。ソーラパネルの平均販売価格は28%減となる見込みだ。
 同社予測によると、US、ヨーロッパ、中国などの政府の新刺激策で弾みがつき、2010年にはソーラPV導入需要が回復する。ソーラ導入は37%増、6.7MWとなり、さらに2008-2013年の予測期間では年平均25%で成長する。2009年の価格下落は、2010-2013年で繰り返されるとは予測されていないが、政府の刺激策が4-5年で縮小しても、この価格ダウンにより、これまで以上に多くの市場でソーラシステムが顧客を強く引きつける、とICインサイツは見ている。
 シリコンのコストが下がると、長年続いたシリコンの消費量を最小限にしようとするR&D投資がなくなり、ソーラデバイスの設計・製造技術はコストを抑えてデバイスの効率を上げる新たな方法にR&D投資を向けることになる。例えば、太陽電池メーカーの中には、新しいバックコンタクトセルデザインを出そうとしているところも出てきている。

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