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ノースロップグラマン、DARPAとテラヘルツ契約

May 22, 2009, ロサンジェルス--ノースロップグラマン(Northrop Grumman Corporation)は、米国国防高等研究計画局(DARPA)の3700万ドルフェーズ1テラヘルツ(THz)エレクトロニクス契約を獲得した。
 同契約は軍および宇宙衛星向けに、高信頼、高分解能およびその他のアプリケーションを実現する670GHz動作のアクティブ送信器/受信器の開発をサポートするものとなっている。
 DARPAマイクロシステム技術局(Microsystems Technology Office)部長、Dr. Mark Roskerによると、THzエレクトロニクスプログラムでは前例のない、極めて高い周波数で動作する集積回路(IC)技術を開発する。このIC開発は、テラヘルツ通信やレーダのような新しいアプリケーションでは殊の外重要になる。ただし、同氏は「この計画は潜在的に極めて重要であるが、最先端の高性能III-Vエレクトロニクスの開発を促進するものでもあり、通常の周波数(マイクロ波やミリ波)で動作するRF回路やシステムに幅広く実装されることになるだろう」とコメントしている。
 THzエレクトロニクスプログラムは、DARPAのサブミリ波イメージング焦点面技術(SWIFT)プログラム、770万ドルのフェーズ1におけるノースロップグラマンの成功実績を受けて拡張するものとなる。SWIFTは、最初のアクティブコンポーネント、共振器やアンプ(ローノイズ、ローパワー)の340GHz動作を実証しており、これにより宇宙および防衛衛星が遭遇するあらゆるタイプの天候において、サブミリ波で高分解能イメージングシステムの実現が可能になる。THzエレクトロニクス開発は、さらに高い周波数に進み、今年は650GHzからのスタートとなる。SWIFTと同様、このプログラムは引き続き米国陸軍研究所(ARL)がサポートする。

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