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MGR、薄膜PV世界市場分析を発表

May 19, 2009, サンノゼ--MGR(MGR, Inc)は、今後数十年にわたり太陽エネルギー生産改善を促進する薄膜太陽光発電(PV)技術の世界市場レポートを発表した。
 従来のPV電池ベースのバルクシリコンは1960年代から使用されてきたので、新しく、コストのかからない、カーボン排出量が少ない最近の技術と比べると、バルクシリコンは製造コストが最も高い。通常の電池タイプは2007年の市場シェアが83%を上回っているが、薄膜PV電池(1970年代から展開)や有機PV電池(1990年代から展開)は2007年の全PV電池市場の約17%。これら新しいPV電池は代替エネルギーセクターの中で最も成長が速いものの1つで、2013年にはSOM(市場シェア)32%(約4GW)となる見込み。
 薄型電池は、感光材料を薄型基板に直接体積して形成するので、従来のPV電池と比べると遙かに薄く、使う材料も少なく、効率も向上している。調査レポートでは、4つの主要な薄膜PV電池タイプを掲載:アモルファスシリコン(a-Si)、カドミウムテルル(CdTe)、銅・インジウム・セレン/銅・インジウム・ガリウム・セレン(CIS/CIGS)、有機物(ナノテクノロジー)組成。2007年、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)はCIGS PV電池の効率19.9%を実証したが、これまでに報告されている結晶シリコンの効率(42.8%)にはほど遠い。とは言え、薄膜PVの大きな可能性と応用の広さは示されている。
 今回のレポートは、主要な薄膜サプライヤー48社と25の世界の研究機関を調査して2008-2013年のa-Si、CdTe、CIGS、DSC、OPV技術を含むセグメントのアプリケーションと売上成長を予測。また、有機および薄膜PV電池の開発と利用を促進する要因も調査している。政府の計画、シリコンのコストと供給量なども調査。さらに大規模発電所、通常のエレクトロニクスや使い捨てエレクトロニクスを含むPVの主要用途についての調査も掲載している。

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