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Aquantia、世界初の40nm Quad 10GBASE-T PHY

May 13, 2009, ミルピタス--10GBASE-Tの開発メーカー、Aquantiaは世界初の40nmクワッド10GBASE-T PHYが有効であると発表した。同社は、これをSFP+に対抗するソリューションと位置づけている。
 Aquantiaは、40nmプロセスを採用することで、サーバ、スイッチ、ストレージスイッチメーカーが待ち望んでいたレベルの消費電力、実装密度、コストパフォーマンスの製品が、データセンタエコシステムに量産提供できると見ている。
 同社の40nmプロセスノードでの成果の発表は、シングルからクワッドポートデバイスまでの世界初のフル製品ファミリとともに、同社が10GBASE-Tシリコンベンダの中で一歩抜きんでたことを示している。Aquantiaはすでに、AQ1002で、90nmプロセスを用いて独自のアーキテクチャを実証し、現在主要OEM顧客向けに出荷している。同社は、次の最先端プロセスに移行することで、新しいLOM(LAN on Motherboard)や高密度スイッチングを実現するために必要となる高いエネルギー効率、高密度に貢献することになる。
 サンプル出荷は2009年第2四半期。特徴は、IEEE.802.3an準拠、10m CAT6A/CAT7 2.0W/ポート、100mでは3.5W/ポート、マルチレート10G/1G/100M、ハイパフォーマンスXAUI/RXAUI/XFIインタフェース。
 「10Gb/s転送速度を維持しながら、パワーを下げてポート密度を高めるというデータセンタからの、相容れない要求に応えるために、Aquantiaの設計者はポートあたりのパワーを半分以下に下げ、4ポートをシングルチップに集積するという画期的な設計を成し遂げた」とある業界誌の編集者はコメントしている。
 データセンタでは、エネルギー効率が益々重要視されるようになりつつある。同社の多様なPHYにより、消費電力を最小化することで、データセンタに設置されるラック内のケーブル接続はポートあたり数Wですむ。「大きくて高価なSFP+ソリューションに対して理想的な代替技術になっている」と同社は光技術への対抗を表明している。
 「ITデータセンタと分散ネットワークマネージャは、10GbEが増え続けるネットワーク内のサーバやスイッチに対応するために、ユニバーサルな、スケーラブル、安価な高速銅線接続を必要としている」とAquantiaのCEO、Faraj Aalaei氏は主張している。「10GBASE-Tが支持を得つつあり、最上位のスイッチングおよびサーバベンダでインタコネクト標準として主流となりつつあるので、低消費電力、実装密度、ローコストという、これらの特徴を合わせ持つ製品が10GBASE-Tの大量導入を加速することになる。」
 

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