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ブックハム、アバネクスと合併してOclaroに社名変更

April 30, 2009, サンノゼ--ブックハム(Bookham, Inc)とアバネクス(Avanex Corporation)は、合併を完了し、長距離、メトロテレコム市場にモジュールやサブシステムを供給する最大規模の光コンポーネントサプライヤーが誕生した。
新社名はOclaro, Inc.“Oclaro”は、“Optical”と“Clarity”を組み合わせて創られ、Oclaroの果敢なビジョンと、光通信向けの技術、コンポーネント、モジュール、サブシステムをカバーする完全なポートフォリオによるフォトニクス・イノベーションを示す社名。同社の株式は、2009年4月28日からNASDAQで取引が開始される。
 「合併完了は、光業界で優位な力を持つための大きな到達点だ」とOclaroの社長/CEO、Alain Couder氏はコメントしている。「ブックハムの最高のコンポーネント技術とアバネクスの最高のモジュール、サブシステム技術を統合することでOclaroは、今後の光市場の方向を左右するために必要な製品と技術を一つ屋根の下に持つことになる。」
 Oclaroは、急成長する通信市場で好位置につけている。通信市場では、ビデオストリーミング、ソーシャルネットワーキング、クラウドコンピューティングなどの新しいアプリケーションがかつてないほどのインターネットトラフィック増の要因となっており、スループットやパフォーマンスに対する要求は強まるばかりだ。ブックハムとアバネクスを統合したOclaroは、今後予想される市場拡大に十分対応できる中核技術を持っている。加えて、同社はそのコア技術を利用して、産業、防衛、ライフサイエンス、半導体、科学などの周辺分野に事業を多角化する戦略を掲げている。
 調査会社Infonetics Researchのオプティカル担当ディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、両社の合併について「光コンポーネント業界にとって大きな前進だ」と評価している。
 合併合意条件によると、アバネクスの株主は、アバネクスの普通株一株あたりブックハムの普通株5.426株を受け取る。また、ブックハムの株主はブックハム(現Oclaro)の普通株発行枠を450百万に増やすように定款修正を承認した。
 Oclaroは現在、合併後最初の四半期、2009年9月期には調整後EBITDAが黒字になると見ている。また、同社は合併後の第4四半期で、四半期のコスト削減が少なくとも700万ドルに達すると期待しており、その時点では通年でコスト削減額は2800万ドル以上となると予想している。
 Couder氏は「新会社の内製およびアウトソース製造により、Oclaroの製造柔軟性は大きく、これは順次粗利の改善となって現れる」とコメントしている。同氏によると、Oclaroは十分な資本と流動性を持ち、目立った負債もなく、バランスシートはスタート時点から極めて健全。
 Oclaroは、本社をカリフォルニア州サンノゼに置く。社長/CEOにAlain Couder氏、COOにJim Haynes氏、CFOにJerry Turin氏が就任する。
 同社の従業員は世界の13箇所に約2500名。

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