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ESIのレーザアブレーションシステムで惑星の年代判定

April 27, 2009, ポートランド--マイクロエンジニアリング用途にレーザシステムを製造しているESI(Electro Scientific Industries, Inc)は、同社のNewWave Research(NWR)部門のUP213レーザアブレーションシステムがメリーランド大学地質学部で古代惑星の年代判定に使用されたと発表した。
 UP213システムは、高分解能質量分析器と連携して、新たに発見された古代惑星の2つの破片の年代と元素組成決定に用いられ、太陽系の形成に新たな知見を開いた。
 メリーランド大学の研究助手、James Day氏は今年1月に発表した記事(Nature, Jan 8, 2009)で2つの惑星破片の年代と鉱物特性決定にNWR UP213システムを使用することについて報告している。同氏の説明によると、UP213システムによって惑星破片の年代決定が高い精度で可能になる。また、ミクロンスケールの試料で鉱物形成について核心をなす宇宙情報も得られる。「NWRの最先端の研究ツールを利用して地球と太陽系の形成過程を一層深く理解したいと考えている」と同氏はコメントしている。
 「UP213システムは、化学元素の同位対比を計量でき、φ4μm程度の惑星試料で年代を迅速に計算することができる」とESI NWRマーケティング部長、Michael Stubelt氏は言う。「当社の多くのシステムは高精度で多機能であるので、レーザアブレーションシステムは定率成長達成が可能だ。今回の研究成功をベースに、当社は分析化学業界をさらに前進させる先端的な技術の開発を期待している。」

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