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市場回復後のソーラ業界は変わる

April 21, 2009, ボストン--アイサプライ(iSuppli Corp)によると、2009年の世界的な太陽光発電(PV)市場の厳しい減速から世界のソーラ業界にとって前向きな結果が生ずる可能性がある。市場が回復すると、より成熟した秩序のあるサプライチェーンが生まれるとiSuppliは見る。
 PVシステムの世界的導入は2009年に3.5GWに落ち込んだ。2008年の5.2GWから32%の下落。ソーラワット(W)あたりの平均価格は2009年に12%落ち込み、PVシステム導入による世界の売上は42.0%落ち込んで182億ドルとなる。2008年は、305億ドルだった。
 iSuppliの主席アナリスト/シニアディレクタ、Dr. Henning Wichtによると、「PV業界は何年もの間、年に40%レンジの活発な2桁成長を続け、市場のプレイヤーの間には西部開拓時代の思考法が生まれていた。増え続ける市場参入者の群れがこの成長に乗じようとしており、製造能力を拡大することで誰もが市場規模の10%のシェアをとるつもりでいた。この過剰生産は、需要の落ち込みに伴い、2009年のPV業界の市場規模はこれまでになく鋭く下降することになるだろう」と見ている。
 しかし、2009年のPV市場減速は、1980年代半ばのPCの立て直し同様、現在の市場パラダイムを変える可能性がある。業界の過剰部分を削減し、2010年以降にはより成熟した市場に成長する。
 「サプライヤーやPVサプライチェーンへの新規参入の数が減速し、容量増加率もスローになり、将来的には需給バランスが改善する」とSicht氏は見ている。

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