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オラクルがサンマイクロシステムズを買収

April 21, 2009, Redwood Shores--オラクル(Oracle Corporation)とサン(Sun Microsystems)は、オラクルがサンの普通株を現金で、一株あたり9.50ドルで買収することで正式契約した。
 買収金額は約74億ドル、サンの現金と負債を差し引きすると56億ドルとなる。「この買収によって取引完了後の一年でオラクルの収益はnon-GAAPベースで少なくとも15セントとなる見込みだ。買収した事業はオラクルのnon-GAAP営業利益に初年度で15億ドル以上、2年目には20億ドル以上の貢献をすると見込める。サンの買収は、当社が計画していたBEA、PeopleSoft、Siebelを合わせた買収よりも、初年度で一株あたりの利益は増える」とオラクルの社長、Safra Catz氏はコメントしている。
 オラクルのCEO、Larry Ellison氏は「サンの買収により、最高のエンタプライズソフトウエアとミッションクリティカルなコンピューティングシステムが統合されることになり、IT業界が変わる」と言う。「オラクルは、アプリケーションからディスクまでの統合システムを扱う唯一の企業となる。統合システムでは、すべてが適合的に動作するので、ユーザ自らが統合する必要がなくなる。ユーザにとってのメリットは、システム統合のコストを下げながらシステムのパフォーマンス、信頼性、セキュリティが向上する点にある。」
 サンのソフトウエア資産、JavaとSolarisに関しては、オラクルは長期戦略を持っている。オラクルのFusion MiddlewareはサンのJava言語とソフトウエアをベースに構築されている。オラクルは、継続してJava技術の革新に投資を行う。
 Solarisは、オラクルの最大事業であるデータベースのプラットフォーム。サンを買収したことでオラクルは、オラクルのデータベースをSolaris独自のハイエンドな特徴の一部に最適化していく。サンの会長、Scott McNealy氏は「この統合はわれわれの関係の自然な進化であり、業界にとって画期的な出来事である」とコメントしている。

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