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360度いずれの方向からも観察可能なキューブ型3Dディスプレイ

April 17, 2009, 東京--情報通信研究機構(NICT)は、10cm四方の箱の中に裸眼で観察可能な立体映像を再現可能なキューブ型3DディスプレイgCubikを開発した。
箱の側面すべてに立体映像を表示できるように改良し、360度いずれの方向からも観察ができるようになった。また、センサ類によって映像とのインタラクションが行えるようになった。
 キューブ状のgCubikの6つの面すべてに裸眼で観察可能な立体映像を表示し、「箱の中に立体映像が存在する」という提案当初のコンセプトを具現化することに初めて成功した。従前のシステムは、提案する立体映像の再現手法に関する原理実証を目的として、キューブの一部に見立てた3面に立体映像を表示するもの。その成果を基にレンズの再設計や配列を工夫するなどして、今回の立体映像では従前と比較して明るさが3倍、解像度が1.4倍とより見やすくなった。また、3Dディスプレイ部には極力制御基板等を配置しないなどの工夫により小型化することにも成功し、大きさ10cm四方程度の立体映像を実際に手に持つ(重さ950g)こともできるようになった。さらに、ディスプレイ部の各表面にはタッチパネル、内部には姿勢と加速度が計測できるセンサやスピーカを取り付けることによって、簡単な立体映像とのインタラクションができるようになった。これによって、次の段階であるコミュニケーションツールへ向けた議論や、アプリケーション開発が可能となった。
 この技術の開発により、二次元の写真の代わりに立体映像を見せ合うなどの、将来のコミュニケーション場面に新しい手段を提供できると期待される。今後は、「手に持てる立体映像」というコンセプトならではのインタラクション手法や複数のgCubikを協調させて利用するアプリケーションの開発、さらにはワイヤレス化や、さらなる小型化、画質の改善など、実用化へ向けた取り組みを行う。

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