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北米のファイバ接続440万世帯

April 8, 2009, ワシントン--FTTHCouncilによると、北米のFTTH加入者数は、年に約150万のペースで伸び続けており、現在すでに440万世帯を超えている。
FTTHCouncilのレポートは、「ファイバネットワークのホームパスは1380万から1520万へと健全な伸びを示しており、北米の13%以上の世帯が、ファイバ接続が利用できる環境にある。エンド・ツー・エンドファイバ接続を利用している世帯は、市場の約4%に達している」としている。
 北米では、FTTH導入が始まって4年で本格化の兆しが出ており、調査会社RVA Market Researchによると、北米のFTTHの伸び率は52%。導入初期と比べると伸び率は落ちているが、世界的に見れば、伸び率は最も高い。
 現在、FTTHでビデオサービスを受けている世帯数は前年比62%増、2008年3月の160万世帯から270万世帯に拡大した。一方で、FTTHの加入率は6半期連続で伸び続け、現在約32%に達している。
 ベライゾンがFiOSサービス導入でFTTH技術に巨額の投資を行っているが、北米のFTTH業界では小規模の電話会社や地方自治体、ケーブルテレビ会社もエンドユーザまでファイバを引き込んで次世代のビデオ、インターネット、音声サービス提供に意欲を示している。ファイバの帯域はほぼ無限であると考えると、ネットワークの高速化、アプリケーションの広帯域化要求が一般消費者、企業の間で高まる中でFTTH技術は将来にわたって使える理想的な手段と見なされている。
 FTTHCouncil理事、Joe Savage氏は、「この新技術の力強い成長率は、加入者数が数百万に達した今でも、驚くにあたらない。通信プロバイダが、帯域を“品不足商品”のように扱っている時代にあって、われわれの業界はエンド・ツー・エンドのファイバネットワークでほぼ無限の帯域を提供できる将来に向かって進んでいる」とコメントしている。
 「消費者が、一度ファイバに接続すると、インターネット、ビデオ、音声サービスの品質の違いを体感し認識することができる。FTTH需要の力強い成長を期待する理由がここにある」と同氏は付け加えている。

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