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太陽電池の欠陥発見を効率化

February 19, 2009, ベルファスト--アンドール・テクノロジー(Andor Technology)は、太陽電池やパネルの代表的な欠陥発見が著しく簡素化されるハイパフォーマンスカメラ、iKon-M934 BR-DDとLuca Rを発表した。
 両方のカメラとも、近赤外(NIR)に高効率、高感度の量子検出器を持っており、製造過程での太陽電池品質コントロール(QC)に適している。これらのカメラは、誘導光起電EL(Electroluminescence)を利用する。ここでは、波長900-1100nm範囲の弱い出力を用いて、短絡、結晶欠陥、電極の欠陥など、代表的な欠陥を発見する。
 これらのカメラは高いフレームレートにおいて極めて高感度であり、個々の太陽電池セル、大型のパネルのテストスループット向上に貢献する。
 光起電ELをQCルーティーンやR&D作業に組み入れることで、メーカーの検査技術が簡素化され、ローコスト化される。光起電ELの出力は非常に弱いので、iKon-M 934 BR-DDやLuca Rのような非常に高感度のカメラが必要になる。
 Luca Rは、コスト効果が高く、高速、強力なElectron Multiplying CCD(EMCCD)カメラを搭載しており、高スループットインライン製造検査に適している。また、モノクローム メガピクセル フレームトランスファEMCCDセンサ搭載により、冷却されたコンパクトな、USB2.0付カメラプラットフォームで、シングルフォトン検出感度、高NIR量子効率(27%@900nm)を実現している。
 iKon-M 934 BR-DDは、NIR帯域で最高感度が得られるように設計されており、900nmで~70%QE(量子効率)を実現。メガピクセルCCDカメラも-100℃まで冷却するTECにより、低いリードノイズを実現しており、インタフェースは汎用的なUSB2.0となっている。

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