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FTTHサービスからDSLよりも30%高い売上

February 17, 2009, コペンハーゲン--コペンハーゲンで開催されたFTTH Council Europeで、ヤンキーグループ(Yankee Group)は、収益の高いサービス、将来のトレンドについての調査結果を発表した。
 ヤンキーグループは、世界の次世代アクセスサービスプロバイダ20社のポートフォリを分析し、これらのプロバイダの要職にある役員にインタビューした。調査結果の要点は以下の通り。
・レガシーDSLサービスを持つサービスプロバイダは、FTTHがDSLに比べて20〜30%高いARPUを生み出すと認識している。
・世界の多くのFTTHオペレータは、わずか数年の運用で、すでに採算ラインに達している。
・HDTVがますます加入者獲得の決め手になりつつあるが、HDを成功させるにはコンテンツエコシステム全体が必要。
・次の収益の波は、ホームセキュリティや遠隔教育などの幅広い経済サービスとともに、有線と無線ネットワークの一層の融合からくる。
 この調査を担当したヤンキーグループのシニアアナリスト、Benoît Felten氏は「市場は常に究極のキラーアプリを求めている。それがネットワーク投資を正当化する。われわれの調査で明らかになったことは、顧客にとっての価値、つまりサービスプロバイダの収益となるものは、多くの多様なサービスのバンドルにあると言うことだ」と分析している。同氏は、HDTV、上下50Mbps以上の帯域が「キラー」になると見ている。その理由として、一度加入者になると、全面的なサービスを提供し、利益を生み出し、顧客を満足させて逃さないことを挙げている。
 FTTH Council Europeプレジデント、Joeri Van Bogaert氏は、「ファイバに対して誰が金を払うか、と言う根強い疑問に対する解答がここにある」と指摘している。同氏の見方では、消費者は魅力的なサービスがいっぱいつまっているから金を払うのであり、さらに多くの金を払うようになる。「このようなサービスはFTTHにしかできない。この共同調査によって、社会的にも経済的にも実際的な利益をもたらす新たなアプリケーションの決め手となるのがFTTHであることが明らかになった」とコメントしている。

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