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古河電工、ワット級出力のグリーンレーザ製品化

February 2, 2009, 東京--古河電気工業株式会社(古河電工)は、ファイバレーザ技術の応用製品として、低消費電力かつ省スペース性に優れた、波長532nm、出力1.5W、シングルモードのグリーンレーザを製品化した。
可視光のレーザ光源として、青色(波長450nm近傍)及び赤色(波長630nm近傍)においては既に半導体レーザが実用化されているが、緑色(波長530nm近傍)については半導体でのレーザ発振が難しく、波長変換技術を利用したグリーンレーザが注目を集めている。
古河電工は波長変換用基本波光源として最適な業界最小・低価格のファイバレーザを開発し、昨年1月より販売を開始している。今回はその応用製品として、ファイバレーザと波長変換デバイスの組合せにより、低消費電力かつ省スペースパッケージを特長とする、光出力1.5W、シングルモードのグリーンレーザを製品化した。
古河電工は分析用光源等の用途向けに、同様の方式による30mW出力のグリーンレーザをすでに製品化しているが、新製品では緑色光出力を50 倍(自社製品比)に高め、マイクロ加工装置、医療機器、レーザディスプレイ等への組込用光源用途に、また、学究分野の実験用光源として、幅広い市場をターゲットとしている。
製品の特徴は以下の通り
・高いエネルギー変換効率を持つファイバレーザと、高効率波長変換技術を組合せ、業界最高レベルとなる7%以上の電気光変換効率を実現。
・組込用途に適したコンパクトパッケージで提供。
・良好なビーム品質(M2 < 1.2)で、最大1.5Wの出力が可能。
動作モード:連続発振(CW)、中心波長:532±0.1nm、線幅:<0.04nm、偏光比:100:1以上、ビーム径(1/e2)2.5mm、ビーム拡がり角:0.5ミリラジアン。

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