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グローバルクロシング、AC-1海底ネットワークをアップグレード

January 22, 2009, Florham Park--グローバルクロシング(Global Crossing)は、アトランティック・クロシング1(AC-1)海底ケーブルシステムをアップグレードし、急増するブロードバンドサービスに対応する。
 グローバルクロシングの世界キャリアサービス担当エグゼキュティブVP、Omar Altaji氏は、ハワイのホノルルで開催された第31回Pacific Telecommunications Council(PTC)年次会議でこの計画を明らかにした。
 グローバルクロシングのCEO、John Legere氏は「世界中の強力なトラフィック増をサポートするネットワーク基盤に当社は戦略的な投資を続ける」と語っている。「アトランティック・クロシング海底ケーブルシステムの容量を増やし、ソーシャルメディアやコンテンツ配信ネットワークなどのIP接続、ブロードバンドサービスに対するキャリアやサービスプロバイダの要求に応えていく」。
 2009年上期中にグローバルクロシングは、AC-1北ルートと南ルートの伝送容量を600Gbps追加する。南ルートは、ニューヨークのブルックヘイブンとUKを接続、北ルートは、ニューヨークのブルックヘイブンとドイツ、オランダを接続する。
 TeleGeographyのシニアアナリスト、Alan Mauldin氏によると、大西洋横断の帯域需要は衰えを見せない。同ルートの帯域全体は2007年~2008年で38%増と推定される。
 グローバルクロシングは、2006年以来、IP Supercoreの増強を続けている。同社の計画では、引き続きIPSupercoreの拡大を行い、サービスを提供しているすべての地域の帯域需要に応えていく。
 同社のIP Supercoreに導入されているJuniper T-64ルータのそれぞれがテラビット速度で動作する。2008年早期に同社は、IP Supercoreを南米の3都市に拡張し、同地域の広帯域アプリケーションからのトラフィック増に対応した。T-640ルータが設置されたのは、アルゼンチンのブエノスアレス、チリのサンチャゴ、ブラジルのサンパウロ。
 昨年グローバルクロシングは、コスタリカのパシフィックコーストに海底ケーブルの陸揚げを開始した。新しい接続は、Pan Americal Crossing(PAC)の拡張。PACは、米国の西海岸、メキシコ、パナマ、ベネズエラ、バージン・アイランド、米国東海岸、グローバルクロシングの他の海底ケーブルシステムを経由してヨーロッパ、アジアを結ぶ。
 グローバルクロシングは、Mid-Atlantic Crossing(MAC)海底ケーブルシステムの容量も拡大して、急増するIPやEthernetトランスポートに応え、北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパ間の接続性を強化した。
 MACサブマリーンケーブルは、新しい端極装置を導入して容量が340Gbps増となった。現状の設計で920Gbpsの容量を利用して、MACシステムは10Gサービスを行っている。新しい容量により、10G IPポート、10Gbps(STM-64)までのSDHが可能となった。MACシステムは、約7500kmルートあり、グローバルクロシングのPAC、SAC, AC-1と接続し、北米、ラテンアメリカ、ヨーロッパを接続している。

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