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2009年の世界通信サービス市場は1%成長

January 13, 2009, ケンブリッジ--厳しい経済見通しと激しい通貨変動により、2009年の通信サービス市場は1兆4000億ドル、前年比で約1%の成長にとどまるとピラミッド・リサーチ(PyramidResearch)は予測している。前年の成長率は10-11%だった。
 しかし、世界の通信市場は2010年には回復すると見込まれている。その理由としてピラミッド・リサーチは、マルチプレイバンドル、多目的で競争力のある価格の機器が市場を牽引すること、業界が切望している力強さが市場に出てきたことを挙げている。
 ピラミッド・リサーチの調査レポート「2008-2013:新たな市場機会」は、サービス毎の世界通信市場5年予測を掲載している。それによると、2009年では、音声サービスが受ける打撃が最も大きい。他方、ノンボイスのモバイルアプリケーションやブロードバンドインターネットアクセスは堅調な伸びを維持する。音声市場全体は2009年で3%の縮小、前年は6%成長だった。それに対して、固定およびモバイルのデータ通信市場は、前年比で12%増、4110億ドルに達する。
 「モバイルデータは成長の牽引車となる。売上は15%増、2230億ドルに達する」とピラミッド・リサーチの調査VP/レポートの担当者、Leslie Arathoon氏はコメントしている。「ブロードバンドユーザ数は、3Gモバイルも含めて、倍増以上となり、現在の9億6500万件から2013年には20億件を超える。これは、デジタルコンテンツ、アプリケーション、広告にとって重要なターゲット市場となる。」
 このレポートは、地域ごとの通信サービス売上の伸びも含んでおり、それによると新興市場は予測期間を通じて力強さを維持する。「世界のモバイル普及率は、現在60%であるが、2013年までには84%に達する。これを牽引するのはインドと中国だ。これら2つの市場は、2009年から2013年の間に合計8億2900万件の加入者を加え、同期間に世界全体の純増の44%を占める」とArathoon氏は指摘している。「中・東欧、アジア太平洋、アフリカ、中東の地域通信サービス売上は前年比で約7%増となるが、北米や西欧などの成熟市場は、経済環境悪化の影響でマイナス成長となる。」

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