All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

米国家電業界2009年市場予測

January 13, 2009, ラスベガス--全米家電協会(CEA)が発表した上期業界予測によると、2009年の米国の出荷金額は1710億ドルと見込まれている。
 CEA理事長/CEO、Gary Shapiro氏は、世界最大の家電技術見本市、2009年国際CESの開会式で市場予測を発表した。
 同氏は、「家電業界は回復力が強いが、景気変動を免れるわけではない。厳しい経済状況の中で、われわれの製品はエンタテーメントに対して高い価値を提供するものであり、企業が新しい事業を展開する際の入り口となるものである」「イノベーションが経済の推進力となる。2009年国際CESにおける、20000余の新製品、300の新規出展者は将来を楽観視させてくれるものだ」と語った。
 家電業界は、経済の悪化にもかかわらず2008年は成長を続けた。CEAの2008年の最終出荷金額推計によると、前年比5.4%増、1720億ドルとなった。2009年は、米国内出荷金額は横ばい、前年比0.6%減の1710億ドルにとどまるとCEAは予測している。
 この業界の牽引車の筆頭に挙げられているのは、引き続きデジタルTVディスプレイで、業界の総出荷額の15%を占める。デジタルTVへの移行が近づいているので、DTVの出荷台数は2009年に約3500万台、前年比約6%増となる見込みだ。LCDディスプレイは、引き続き消費者に最も人気があり、全DTV台数の77%を占める。
 方式争いに決着がついたので、ブルーレイプレイヤーは2009年には大きく伸びる。コンテンツが増え、新製品、低価格品が出て、ブルーレイの売上は12億ドルを上回ると予測されている。
 ゲームカテゴリーも家電業界では引き続き明るい材料であり、消費者の支出が増える部分だ。ビデオゲーム市場全体は、2009年は11%増、220億ドル市場となり、記録を塗りかえるカテゴリーだ。次世代のコンソールの普及が進んでいるので、ソフトウエアも引き続き市場を牽引する。ゲームソフトウエアの販売額は、18%増、約150億ドルに達すると予測されている。
 「米国世帯の大半がHDTVを所有しているので、消費者は、ブルーレイプレイヤー、ゲーム機器、ホームオーディオシステムを利用した高精細(HD)コンテンツに目が向いている」とCEAの業界分析ディレクタ、Steve Koenig氏は分析している。
 販売と予測の最新レポートは、携帯電話に関して消費者はスマートフォン志向になっていると指摘している。スマートフォンの販売額は、今年は約20%成長で136億ドルに達すると予測されている。キャリアがネットワークの速度を向上させ、通信以外の新たなサービスを提供するので、スマートフォンは携帯電話全体の売上の60%以上を占めることになる。

製品一覧へ

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.